「ネオ漫画」の横山裕一、緊張感に満ちた「特別な時間」描写する『カラー土木』展

漫画家、イラストレーターとして活躍する横山裕一の個展『カラー土木』が、9月3日から東京・白金のNANZUKA UNDERGROUND SHIROKANEで開催される。

横山裕一は、武蔵野美術大学で油絵を学んだ後、表現手段の1つとして漫画作品の制作を開始。横山自身が「ネオ漫画」と呼ぶ『NIWA』『トラベル』『ニュー土木』などの作品で、既存の漫画とアートという枠組みを超えた個性として、国内外で高い評価を獲得した。なお、2012年にはフランス・パリのポンピドゥ・センターで開催予定の『MANGA』への出展も予定している。

同展は、2010年11月から今年2月にかけて制作されたキャンバス作品約18点と、2004年から雑誌『STUDIO VOICE』で連載された漫画『カラー土木』全12話の原画を展示。同展について横山は、「本展の作品は、自然界と、それに対する人間の欲望の間にある緊張感のようなものを、描いたシリーズである。私は、例えどんなものをテーマやモチーフに選んだとしても、目の前に映る具象ではなく、そこに存在する特別な時間を描きたいと思っている」とコメントしている。

なお、同展にあわせて刊行される横山の新作漫画画集『カラー土木』の発売も記念し、9月3日にオープニングレセプションを開催。さらに、9月24日には現代美術作家・西野達とのトークイベントも行われる。

横山裕一個展
『カラー土木』

2011年9月3日(土)~10月1日(土)
会場:東京都 白金 NANZUKA UNDERGROUND SHIROKANE
時間:11:00~19:00
休廊日:日、月曜、祝日

『オープニングレセプション』

2011年9月3日(土)18:00~20:00
会場:東京都 白金 NANZUKA UNDERGROUND SHIROKANE

『カラー土木 スペシャルトークショウ』

2011年9月24日(土)OPEN 17:00
会場:東京都 白金 NANZUKA UNDERGROUND SHIROKANE
出演:
横山裕一
西野逹
料金:無料
※事前予約不要
協力:ARATANIURANO

(画像上:Yuichi Yokoyama『Color Engineering 204』 Acrylic on canvas 727 × 530 mm 2010、画像中:Yuichi Yokoyama『Color Engineering 98-99』Acrylic on canvas 1120 ×1620 mm 2010、画像下:Yuichi Yokoyama『Color Engineering 1』Acrylic on canvas 727 × 530 mm 2010)

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