写真家・石川直樹個展『8848』、2度目のエベレストで捉えた美しくも厳しい山の姿

写真家・石川直樹の個展『8848』が、9月9日から東京・谷中のSCAI THE BATHHOUSEで開催される。

1977年生まれの石川直樹は、人類学や民俗学などに興味を持ち、移動や旅などをテーマに写真作品を発表し続けるアーティスト。2010年に南太平洋の島々の風景を捉えた写真集『CORONA』で『第三十回土門拳賞』を受賞。また、2008年にはノンフィクション作品『最後の冒険家』で『開高健ノンフィクション賞』を受賞し、文筆の分野でも注目を集めている。

石川は今年3月末から2ヶ月間にわたり、愛用の中判フィルムカメラ「マキナ670」と「マミヤ7II」を携えて2度目のエベレスト登山を敢行。畳3畳分ほどしかないマイナス30℃の頂上では、25分にわたりシャッターを切り続けたという。

同展では、そんな登山中に撮影された作品約40点と映像作品を展示。山岳民族のシェルパ族が暮らす村の様子から、精神と肉体の限界に挑んだ先で撮られた美しくも厳しい山の姿まで、単なる旅の記録としての写真ではない圧倒的な存在感を感じられる個展となっている。

石川直樹
『8848』

2011年9月9日(金)~10月22日(土)
会場:東京都 谷中 SCAI THE BATHHOUSE
時間:12:00~18:00
休廊日:日、月曜、祝日

(画像:©Naoki Ishikawa 2011)

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