被災地から映像の今を紹介する『水戸短編映像祭』、ももクロZ、倉地久美夫らも登場

映像表現の現在を紹介する映画祭『第15回 水戸短編映像祭』が、茨城の水戸芸術館ACM劇場で9月23日から25日まで開催される。

同映画祭は、短編作品を対象とした自主制作映画のコンペティション部門と、多彩なゲストを招き、上映やトークを行う招待作品部門から構成。今回は東日本大震災の被災地で行われる映画祭として、国内各地の映画祭と連携した被災地復興支援を目指したプログラムも企画する。

初日の9月23日は、40人の監督たちが3分11秒という制約の中で生み出した作品をオムニバス形式で綴る『311仙台短篇映画祭制作プロジェクト作品「明日」』を上映。参加監督は、冨永昌敬、中野裕之、鈴木卓爾、河瀬直美、入江悠、瀬田なつきなど、日本の若手監督が中心となっている。

また同日は、オムニバス作品『3.11 A Sense of Home Films from なら国際映画祭』も上映。同作は、河瀬直美を中心にカンヌで集まった国内外の作家による作品となっており、河瀬のほか、ビクトル・エリセ、アピチャッポン・ウィーラセタクン、桃井かおりらが参加。さらに、真利子哲也監督『NINIFUNI』の上映と、同作へ出演している「ももいろクローバーZ」がライブパフォーマンスを披露する。

9月24日は、冨永昌敬の最新ドキュメンタリー『庭にお願い』を上映し、作中に登場する倉地久美夫がライブを行う。また、青山真治の『東京公園』を上映するほか、地方都市を拠点に撮影された作品にスポットを当てるプログラムも行われる。9月25日の『コンペティション部門』では、全国229本の応募作品から8本をノミネート上映。当日会場にて最終審査結果発表、各賞を決定する。

今年のメインビジュアルは横山裕一が作品画像を提供しているとのこと。なお、既にチケットが完売しているプログラムもあるため、詳細はオフィシャルサイトで確認して欲しい。

『第15回 水戸短編映像祭』

2011年9月23日(金・祝)~9月25日(日)
会場:茨城県 水戸 水戸芸術館ACM劇場

(画像上:『第15回 水戸短編映像祭』メインビジュアル、画像中:『庭にお願い』監督:冨永昌敬(第6回グランプリ監督)、画像下:『婚前特急』監督:前田弘二(第10回グランプリ監督))

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