震災1ヶ月前の穏やかで深刻な新宿を描く、演劇カンパニー「かもめマシーン」新作公演

演劇カンパニー「かもめマシーン」の新作公演『パブリックイメージリミテッド』が、4月4日から東京・下北沢の小劇場楽園で上演される。

かもめマシーンは、作・演出を手掛ける萩原雄太を中心に2007年から活動開始。昨年は1人の観客に対して1人芝居を行った『XTC』、分譲地を舞台に「何を持てるのか」ということを問いかけた『プライマルスクリーム』といった萩原作・演出による作品のほか、福島・双葉郡広野町の路上で上演されたベケットの『ゴドーを待ちながら』、オーストリアのノーベル賞作家エルフリーデ・イエリネクの戯曲『雲。家。』を上演するなど、精力的な活動を展開している。

新作『パブリックイメージリミテッド』は、2011年2月の新宿を描いた作品。同作について萩原は、「震災からちょうど一か月前、新宿では通り魔予告事件が起こりました。たくさんの人がリツイートをしていて、異様な気分になったことを覚えています。震災前ののどかさと、震災後も続く深刻さを、この日が象徴しているように思います」とコメントしている。チケットは現在発売中。

なお、同劇団は現在主宰者を募集中。演出家と主宰者を1人が兼任することへの疑問から公募を開始したという。詳細はオフィシャルサイトで確認しよう。

『パブリックイメージリミテッド』

2012年4月4日(水)~4月8日(日)全8公演
会場:東京都 下北沢 小劇場楽園
作・演出:萩原雄太
出演:
清水穂奈美
井黒英明
林弥生(海ガメのゴサン)
横手慎太郎(シンクロ少女)
松原一郎
料金:前売2,000円 当日2,200円 脚本付き前売り券2,400円

(画像:『パブリックイメージリミテッド』チラシ)

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