マイク・ケリーのビデオ作品展開催、国内で紹介される機会がなかった作品多数

美術作家マイク・ケリーのビデオ作品展『ヴィデオ』が、東京・六本木のワコウ・ワークス・オブ・アートで7月14日まで開催されている。

マイク・ケリーは、ドローイングをはじめ、ぬいぐるみを用いたアート作品『Half a Man』や、通っていた学校を再現した大規模インスタレーション、ノイズミュージックや儀式めいた演劇などのパフォーマンス、批評家としての一面など、多彩な活動で知られるアーティスト。今年1月にアメリカ・ロサンゼルスで57歳の生涯に幕を閉じた。

同展では、これまでに日本国内で紹介される機会がほとんどなかったという映像作品を紹介。マイク・ケリーだけが出演する映像作品『The Banana Man』(1983)や、マイケル・スミスと共に制作した『A Voyage of Growth and Discovery』、ポール・マッカーシーらと行ったパフォーマンスを記録した『10:30PM, August 14, 2008』などが展示される。

なお、今年12月にはオランダのアムステルダム市立近代美術館にて、大規模な回顧展が開催。今後は同展の巡回も予定されている。

マイク・ケリー
『ヴィデオ』

2012年6月16日(土)~7月14日(土)
会場:東京都 六本木 ワコウ・ワークス・オブ・アート
時間:11:00~19:00
休廊日:日、月曜、祝日
料金:無料

(画像上:Bruce and Norman Yonemoto in collaboration with Mike Kelley. “Kappa,” 1986. Courtesy Electronic Arts Intermix (EAI), New York.、画像下:Mike Kelley. “The Banana Man,” 1983. Courtesy Electronic Arts Intermix (EAI), New York.)

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