国際映画祭『東京フィルメックス』が今年も開催、特集上映で木下惠介作品を24本上映

アジアを中心に世界の先進的な作品を集めた国際映画祭『第13回 東京フィルメックス』が、11月23日から12月2日まで東京・有楽町朝日ホールを中心に開催される。

2000年に初開催され、今年で13回目を迎える同映画祭。アジアの新進作家による9作品が出品される『東京フィルメックス・コンペティション』では、イスラエルを巡る様々な状況を描き出した『514号室』や、政府が夫を見つけなければ集団自殺するという111人の少女の物語『111人の少女』、『ロカルノ映画祭』で最優秀新人監督賞を受賞したソン・ファン監督の『記憶が私を見る』をはじめ、日本からは内田伸輝監督の『おだやかな日常』、高橋泉監督の『あたしは世界なんかじゃないから』が上映される。

特別招待作品には、オープニングを飾るホン・サンス監督による『3人のアンヌ』、クロージング作品となるバフマン・ゴバディ監督の『サイの季節』をはじめ、ペドロ・コスタ、マノエル・ド・オリヴェイラ、アキ・カウリスマキ、ビクトル・エリセの4監督によるオムニバス作品『ギマランイス歴史地区(仮題)』、大森立嗣監督の新作『ぼっちゃん』 、園子温監督の『BAD FILM』、写真家・石内都のドキュメンタリー『ひろしま 石内都・遺されたものたち』など多彩な14作品が名を連ねている。

また、特集上映では、日本とイスラエルの国交樹立60周年を祝う『イスラエル映画傑作選』と、今年生誕100年を迎える木下惠介監督の24作品を上映する『木下惠介生誕100年祭』が実施される。

なお、関連イベント『映画祭の楽しみ方』が、11月13日に東京・代官山の蔦屋書店で開催。同イベントは『第1回 東京フィルメックス』からプログラムディレクターを務める市山尚三と、イランを代表する映画監督アミール・ナデリ監督がフィルメックスの見どころや裏話を語るトークショーが行われるほか、『東京フィルメックス』を長年サポートしているアニエスベーのオリジナルバッグの抽選会も実施される。先着整理券の入手方法は蔦屋書店のオフィシャルサイトで確認しよう。

『第13回 東京フィルメックス』

2012年11月23日(金)~12月2日(日)※全9日間
会場:
東京都 有楽町朝日ホール(有楽町マリオン)
東京都 有楽町 TOHOシネマズ日劇
東京都 築地 東劇

『映画祭の楽しみ方』

2012年11月13日(火)20:00~
会場:東京都 代官山 蔦屋書店1号館 2階 映像フロア
出演:
市山尚三
アミール・ナデリ

(画像上から:『第13回 東京フィルメックス』ポスター、『BAD FILM』 ©2012 Dongyu Club / pictures dept. / Sion Sono、『おだやかな日常』、『サイの季節』、『カルメン故郷に帰る』)

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