北欧映画祭『トーキョーノーザンライツフェスティバル』、未公開作品を中心に一挙公開

北欧の映画と文化を紹介する『トーキョーノーザンライツフェスティバル 2013』が、2月9日から2月15日まで東京・渋谷のユーロスペースで開催される。

同映画祭は、厳選された北欧の映画作家たちの旧作や日本未公開作などを上映することで「北欧の映画と映画作家の現在」を広く伝えるイベント。3度目の開催になる今回の上映作品は、意欲作が多く注目を集めるノルウェー映画界から『チャイルドコール 呼声』『キング・カーリング』『真実の恋』の3作品を紹介するほか、アイスランドのダーグル・カウリ監督やデンマークのニコラス・ウィンディング・レフン監督ら若手作家の特集も組まれる。同映画祭のために用意された監督のインタビュー映像も見どころのひとつだ。さらに、スウェーデン出身の女優イングリッド・バーグマンの初主演作『ワルプルギスの夜』など、北欧映画の古典的作品にも注目する。

また、今年からはバルト三国にもスポットを当て、エストニアの作家マッティ・キュットの短編アニメーション4本を紹介するほか、第二次世界大戦中に駐リトアニア領事代理として多くのユダヤ人難民の命を救った杉原千畝に迫る歴史ドキュメンタリー『杉原千畝の決断』も上映される。

なお、厳寒の生活に古くから寄り添ってきた北欧の伝統工芸品を展示する関連企画『ノルウェー絵織物展』が、2月6日まで東京・渋谷のBunkamuraギャラリーで開催中。そのほか、映画祭の会期前後には北欧の音楽や雑貨などを紹介する様々な企画が渋谷エリアで開催されているので、映画の上映スケジュールとあわせてオフィシャルサイトで詳細をチェックしてみよう。

『トーキョーノーザンライツフェスティバル 2013』

2013年2月9日(土)~2月15日(金)
会場:東京都 渋谷 ユーロスペース

上映作品:
『チャイルドコール 呼声』(監督:ポール・シュレットアウネ)
『キング・カーリング』(監督:オーレ・エンドレセン)
『真実の恋』(監督:アンネ・セウィッツキー)
『サウンド・オブ・ノイズ』(監督:オラ・シモンソン)
『サイレンス』(監督:サカリ・キルヤヴァイネン)
『密書』(監督:ベンヤミン・クリステンセン)
『ワルプルギスの夜』(監督:グスタフ・エドグレン)
『女の顔』(監督:グスタフ・モランデル)
『ダーク・ホース』(監督:ダーグル・カウリ)
『氷の国のノイ』(監督:ダーグル・カウリ)
『ブリーダー』(監督:ニコラス・ウィンディング・レフン)
『Fear X』(監督:ニコラス・ウィンディング・レフン)
『マッティ・キュット短編集』(監督:マッティ・キュット)
『杉原千畝の決断』(監督:ロバート・カーク)

料金:
前売 1回券1,300円 3回券3,600円
当日 1回券1,500円 3回券3,900円

『ノルウェー絵織物展』

2013年1月30日(水)~2月6日(水)
会場:東京都 渋谷 Bunkamura Gallery
時間:10:00~19:30
料金:無料

(画像上から:『トーキョーノーザンライツフェスティバル 2013』チラシ、『チャイルドコール 呼声』、『サウンド・オブ・ノイズ』、『ダーク・ホース』、『Fear X』)

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