「反重力」テーマの展覧会にクワクボリョウタ、中村竜治、やくしまるえつこら16組

SF作品などに登場する重力に反する架空の力である「反重力」をテーマにした展覧会『反重力 浮遊 | 時空旅行 | パラレル・ワールド』展が、9月14日から愛知・豊田市美術館で開催される。

同展は、創成時の宇宙にインフレーションを起こし、現在も宇宙を加速膨張させているともいわれる仮説の力、反重力をテーマにした作品を紹介。宇宙旅行やテレポーテーション、空中都市の原理として、物質や物体に関わる重力を無効にする反重力を、加速度的に非物質化していく現在の社会から逃れるための手段として提示するという。

参加作家は、レアンドロ・エルリッヒ、平川紀道、カーステン・ヘラー、河原温、ジルヴィナス・ケンピナス、クワクボリョウタ、松澤宥、毛利武士郎、内藤礼、中原浩大+井上明彦、中村竜治、中谷芙二子、エルネスト・ネト、奥村雄樹、佐藤克久、やくしまるえつこの16組。

会期中には、物理学者の大栗博司によるレクチャーや出展作家によるトーク、宇宙をテーマにした映画の上映会なども予定している。


イベント情報

『反重力 浮遊 | 時空旅行 | パラレル・ワールド』展

2013年9月14日(土)~12月24日(火)
会場:愛知県 豊田市美術館
時間:10:00~17:30(入場は17:00まで)

出展作家:
レアンドロ・エルリッヒ
平川紀道
カーステン・ヘラー
河原温
ジルヴィナス・ケンピナス
クワクボリョウタ
松澤宥
毛利武士郎
内藤礼
中原浩大+井上明彦
中村竜治
中谷芙二子
エルネスト・ネト
奥村雄樹
佐藤克久
やくしまるえつこ

料金:一般1,000円 高校・大学生800円 中学生以下無料

レクチャー
『重力とは何か』

2013年9月22日(日)14:00~15:30
出演:大栗博司(物理学者、カリフォルニア工科大学カブリ冠教授、東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構主任研究員)

鼎談
『建築に反重力は可能か』

2013年10月20日(日)14:00~16:00
出演:
青木淳(建築家)
五十嵐太郎(建築史家、あいちトリエンナーレ2013芸術監督)
中村竜治(建築家)

トーク
『地上の生の光景』

2013年12月1日(日)14:00~16:00
出演:
内藤礼
椹木野衣(美術評論家)
能勢陽子(豊田市美術館学芸員)

担当学芸員によるスライドレクチャー
2013年9月23日(月・祝)、12月15日(日)15:00~16:00

映画上映会
2013年9月28日(土)14:00~17:00
上映作品:『2001年宇宙の旅』(スタンリー・キューブリック監督)
※担当学芸員によるミニレクチャー付き

映画上映会
2013年11月30日(土)14:00~17:00
上映作品:『惑星ソラリス』(アンドレイ・タルコフスキー監督)
※担当学芸員によるミニレクチャー付き

担当学芸員によるギャラリートーク
2013年10月13日(日)、10月26日(土)、11月9日(土)15:00~16:00

作品ガイドボランティアによるギャラリーツアー
木曜日を除く毎日14:00から(約1時間)、土、日、祝日は11:00~ / 14:00~
※開催されない場合もあります

(画像上から:中谷芙二子『Living Chasm – Cockatoo Island』 2012年 第18回シドニービエンナーレでの展示風景、courtesy:the artist, photo:Prudence Upton、レアンドロ・エルリッヒ『家』 2004年 サンキャトル(パリ)でのインスタレーション、やくしまるえつこ『やくしまるえつことd.v.d -Gurugulu Earth』2011年、エルネスト・ネト『私たちのいる神殿のはじめの場所、小さな女神から、世界そして生命が芽吹く』 2006年 豊田市美術館蔵)

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