古川日出男の新刊『小説のデーモンたち』が、本日12月2日に刊行された。
1998年に刊行された『13』でデビューして以来、小説だけでなく朗読や演劇の脚本を手掛けるなど、15年間にわたって精力的な活動を展開している古川。同書は2011年1月から2013年6月まで雑誌『SWITCH』誌上に連載された古川の私的な創作論をまとめた作品となる。連載開始直後に起きた東日本大震災とそれを語る「有効な言葉」を求めて試行錯誤する過程が、創作に取り憑かれた小説家の内部に巣食う「デーモン」たちとの対話なども織りまぜながら赤裸々に綴られている。
なお、同書の刊行を記念するトークイベントが、12月16日に東京・西麻布のRainy Day Bookstore & Cafeで開催。当日は古川と書評家の豊崎由美によるトークが繰り広げられる。参加の申込はスイッチ・パブリッシングのオフィシャルサイトで受付中だ。
イベント情報
『「小説のデーモンたち」刊行記念 古川日出男 × 豊崎由美トークイベント』
2013年12月16日(月)OPEN 19:00 / START 19:30
会場:東京都 西麻布 Rainy Day Bookstore & Cafe
出演:
古川日出男
豊崎由美
料金:1,500円
(画像:『小説のデーモンたち』表紙)