寺山修司の原点を約500点の資料から紐解く『帰ってきた寺山修司』展

今年で没後30年を迎える寺山修司の創作活動の原点ともいえる青春時代を紹介する展覧会『帰ってきた寺山修司』が、2月2日から東京・芦花公園の世田谷文学館で開催される。

昭和後期、詩人や劇作家としてその鬼才ぶりを多方面で発揮し、メディアの寵児として扱われてきた寺山修司。同展では、寺山の生い立ちから演劇実験室「天井桟敷」の設立まで、その創作活動の原点ともいうべき青春時代を、高校時代の貴重な書簡や、中学時代の学級新聞など初出品資料を含む約500点の文芸資料から紹介していく。なお、近年新たに発見された初出品となる中学時代の幻の文芸誌『白鳥』などは、今回の大きな見どころのひとつとなる。

会期中には、小中学生を対象としたオリエンテーリングや短歌のイベント、寺山が監督を務めた映画『さらば箱舟』の上映会も開催される。


『帰ってきた寺山修司』

2013年2月2日(土)~3月31日(日)
会場:東京都 芦花公園 世田谷文学館
時間:10:00~18:00(入場は閉館30分前まで)
休館日:月曜(2月11日は開館、翌12日は休館)
料金:一般700円 大学生500円 高校生・65歳以上・障害者手帳をお持ちの方350円 中学生以下無料

『子ども文学さんぽ「やってみたい+たんけんしたいをかたちにしよう!”テラヤマラソン”でオリエンテーリングだ!」』
2013年3月2日(土)10:00~16:30
会場:東京都 代々木 代々木公園ほか(世田谷文学館集合・解散)
講師:こぺんなな(アーティスト)
対象:小・中学生
定員:10名(事前申込制)
料金:無料
※別途交通費が必要(小学生300円・中学生560円)

『はじめての短歌・はじめての百人一首』
2013年3月16日(土)10:30~15:00
会場:東京都 芦花公園 世田谷文学館講義室
講師:天野慶(歌人)
対象:小・中学生
定員:20名(事前申込制)
料金:無料

『映画「さらば箱舟」上映会』
2013年3月17日(日)14:00~16:30
会場:東京都 芦花公園 世田谷文学館文学サロン
定員:150名
料金:500円

(画像上から:『われに五月を』出版の頃、寺山修司 色紙(複製) 1982年頃 世田谷文学館蔵、寺山修司 松井牧歌あて書簡 1957年 個人蔵、寺山修司 原稿用紙、早稲田大学入学直後)

  • HOME
  • Life&Society
  • 寺山修司の原点を約500点の資料から紐解く『帰ってきた寺山修司』展

Special Feature

Crossing??

CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?

詳しくみる

JOB

これからの企業を彩る9つのバッヂ認証システム

グリーンカンパニー

グリーンカンパニーについて
グリーンカンパニーについて