ロンドン在住の女性作家フランシス・アップリチャードの国内初個展『ポテトポエム』が、4月13日から香川・丸亀市猪熊弦一郎現代美術館で開催される。
同展は、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館が新進気鋭の若手作家を紹介するシリーズ『MIMOCA'S EYE』として行われるもの。1976年にニュージーランドで生まれたアップリチャードは、美術大学を卒業後に1998年にロンドンへ渡り、粘土でつくられたカラフルな人体彫刻を中心にインスタレーションを制作。2009年には『ヴェネツィア・ビエンナーレ』のニュージーランド館代表に選ばれている。
同展では、新作を含めた約30点の出品を予定。時間と文化を自由に混ぜ合わせるように作られた作品は、懐かしさを感じさせながらも未来的であり、知っているようで見慣れない不思議な既視感を呼び起こすだろう。
13日のオープニングには、作家と気軽に話せるポテトポエム・パーティーが開催されるほか、会期中にはアーティストトークやキュレーターズトーク、ワークショップも行われる。
(画像上から:フランシス・アップリチャード《Liar(うそつき)》2012 courtesy of the artist and Kate MacGarry, London、フランシス・アップリチャード《Richard(リチャード)》2008 courtesy of the artist and Kate MacGarry, London、フランシス・アップリチャード《Man Monkey(ヒトザル)》2012 courtesy of the artist and Kate MacGarry, London、フランシス・アップリチャード《Blue and Green Scard(青と緑のスカーフ)》2012 courtesy of the artist and Kate MacGarry, London)