神秘的かつ写実的な作品世界、スペインの美術作家アントニオ・ロペスが日本初個展

スペインの美術作家アントニオ・ロペスの展覧会『現代スペイン・リアリズムの巨匠 アントニオ・ロペス展』が、4月27日から東京・渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで開催される。

1936年にスペインのラ・マンチャ地方に生まれたロペスは、卓越した技術と観察力によってリアリズムを追求しながら、独自の世界を描き出す作家。スペインだけでなく、アメリカのボストン美術館などで大規模な個展を開催しているほか、『ミツバチのささやき』『エル・スール』などで知られる監督ビクトル・エリセが、1992年にロペスの絵画作品の制作過程をとらえた映画『マルメロの陽光』も公開された。

日本初の個展となる同展では、初期の美術学校時代から近年までに手がけた油彩、素描、彫刻の各ジャンルの代表作を紹介。リアリズムでありながらもシュルレアリスムの影響も感じさせる、ロペスの神秘的な作品世界を堪能できる絶好の機会になるだろう。

なお、同展の音声ガイドナビゲーターを女優の永作博美が担当するほか、イメージソングにはフラメンコギタリスト沖仁の楽曲“サンパブロ通りの天使達”が起用されている。また、同展開催を記念した『マルメロの陽光』の上映会が、5月13日に東京・市ヶ谷のセルバンテス文化センター東京オーディトリアムで開催される。

さらに、同展の巡回展が6月29日から長崎・長崎県美術館、9月7日から岩手・岩手県立美術館で開催される。


イベント情報

『現代スペイン・リアリズムの巨匠 アントニオ・ロペス展』

2013年4月27日(土)~6月16日(日)
会場:東京都 渋谷 Bunkamuraザ・ミュージアム
時間:10:00~19:00(入館は18:30まで)、金・土曜21:00まで(入館は20:30まで)
料金:
当日 一般1,400円 大学・高校生1,000円 中学・小学生700円
前売 一般1,200円 大学・高校生800円 中学・小学生500円

2013年6月29日(土)~8月25日(日)
会場:長崎県 長崎県美術館

2013年9月7日(日)~10月27日(日)
会場:岩手県 岩手県立美術館

 

イベント情報

アントニオ・ロペス展開催記念
『マルメロの陽光』上映会

2013年5月13日(月)19:00~
会場:東京都 市ヶ谷 セルバンテス文化センター東京オーディトリアム
定員:160名(要事前予約)
料金:無料

 

(画像上・画像中:『現代スペイン・リアリズムの巨匠 アントニオ・ロペス展』チラシ、画像下:沖仁)

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