ダンボールの家から「住む」を見直す展覧会『住む:プロジェクト―もうひとつの国』

イザベル&アルフレド・アキリザンによる「家」がモチーフのインスタレーション展『住む:プロジェクト―もうひとつの国』が、11月10日まで石川・金沢21世紀美術館で開催されている。

日本を含むアジア各国でプロジェクトを手掛けているイザベル&アルフレド・アキリザンは、フィリピン出身でオーストラリア在住のアーティスト。数々の国際展に参加しているほか、各地のコミュニティーとの相互交流の経過や結果を取り入れ、歴史や文化的特徴をあぶり出す作品を制作している。

同展では、ボルネオ島サバ州海岸部に暮らすバジャウ族の人々を通して、当たり前のように考えられがちな「住む」ことの自由を脅かすアジアの現状を俯瞰するプロジェクトを展開。会場近隣のアートスペースや金沢市内の学校で行われるワークショップや、会期中の週末に展示室内に設けられたワークショップブースで来場者が制作したダンボールの家なども作品の一部として展示される。


イベント情報

イザベル&アルフレド・アキリザン
『住む:プロジェクト―もうひとつの国』

2013年8月3日(土)~11月10日(日)
会場:石川県 金沢21世紀美術館
時間:10:00~18:00(金、土曜は20:00まで)
休館日:月曜(8月12日は開場、月曜が祝日の場合は翌平日休み)
料金:
当日 一般1,000円 大学生800円 小中高生400円 65歳以上800円
※『フィオナ・タン』展との共通券
『内臓感覚 - 遠クテ近イ生ノ声』との共通観覧券 一般1,700円 大学生1,400円 小中高生700円 65歳以上の方1,400円

『バジャウの人々の暮らしを想像して、アキリザンたちが建てた村に家をプレゼントしよう!』
2013年8月4日(日)~11月10日(日)の日曜13:00~16:00
場所:石川県 金沢21世紀美術館 展示室6内
料金:無料(同展観覧券が必要)
※小学4年生までは保護者同伴
※混雑した場合は参加人数を制限する場合があります
※作られた家は作品の一部となるため、持ち帰ることはできません

(画像上、中:イザベル&アルフレド・アキリザン 『住む:プロジェクト - もうひとつの国』2012年 'In-Habit' originally commissioned by Sherman Contemporary Art Foundation, Sydney, 2012 Photo: Jacob Ring ©Isabel & Alfredo Aquilizan、画像下:イザベル&アルフレド・アキリザン 『住む:プロジェクト―もうひとつの国』2012年 courtesy of the Artist and Sherman Contemporary Art Foundation ©Isabel & Alfredo Aquilizan)

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