世界各地から集う国際映画祭『東京フィルメックス』、今年のラインナップは26作品

国際映画祭『第14回 東京フィルメックス』が、11月23日から12月1日まで東京・有楽町朝日ホール、TOHOシネマズ日劇ほかで開催される。

2000年に初開催され、今年で14回目を迎える同映画祭。アジアの新進作家による作品を中心とした10作品を上映する『東京フィルメックス・コンペティション』では、シンガポールの少年とフィリピン人メイドの交流を描いた『ILO ILO(英題)』、ホステスの日常生活をフィクションとドキュメンタリーを交えながら描いたタイ映画『カラオケ・ガール』、東日本大震災を生き延びた一頭の馬がたどる数奇な運命を追ったドキュメンタリー『祭の馬』のほか、イスラエル、グルジア、カザフスタン、フィリピン、台湾、中国から作品が集う。

特別招待作品は、オープニングを飾るジャ・ジャンクー監督の『A Touch of Sin(英題)』をはじめ、クロージング作品となるリティ・パニュ監督の『THE MISSING PICTURE(英題)』、イラン政府から映画製作を禁じられているジャファル・パナヒ監督が『これは映画ではない』に続いて発表した『閉ざされたカーテン』、ツァイ・ミンリャン監督の新作長編映画『ピクニック』など10作品。

また、特集上映では今年の『ヴェネチア国際映画祭』クラシック部門で上映されて話題を呼んだ『夜の片鱗』などでも知られる中村登を取り上げるほか、ヌーベルバーグの映画監督たちからも支持を受けるジャン・グレミヨン監督にフォーカスした特集上映も開催される。上映スケジュールなどはオフィシャルサイトで後日発表される。チケット一般発売は11月3日からスタート。

イベント情報

『第14回 東京フィルメックス』

2013年11月23日(土)~12月1日(日)
会場:東京都 有楽町朝日ホール、TOHOシネマズ日劇ほか

東京フィルメックス・コンペティション上映作品:
『若さ』(監督:トム・ショヴァル)
『花咲くころ』(監督:監督:ナナ・エクチミシヴィリ、ジーモン・グロス)
『ハーモニー・レッスン』(監督:エミール・バイガジン)
『カラオケ・ガール』(監督:ウィッサラー・ウィチットワータカーン)
『ILO ILO(英題)』(監督:アンソニー・チェン)
『トランジット』(監督:ハンナ・エスピア)
『夏休みの宿題』(監督:チャン・ツォーチ)
『見知らぬあなた』(監督:チュエン・リン)
『祭の馬』(監督:松林要樹)
『トーキョービッチ,アイラブユー』(監督:吉田光希)
特別招待作品:
『A Touch of Sin(英題)』(監督:ジャ・ジャンクー)
『THE MISSING PICTURE(英題)』(監督:リティ・パニュ)
『微笑み絶やさず』(監督:モフセン・マフマルバフ)
『可視から不可視へ』(監督:マノエル・ド・オリヴェイラ)
『イェレバン』(監督:アトム・エゴヤン)
『わたしの名前は…』(監督:アニエス・トゥルブレ)
『鉄くず拾いの物語』(監督:ダニス・タノヴィッチ)
『アナ・アラビア』(監督:アモス・ギタイ)
『閉ざされたカーテン』(監督:ジャファル・パナヒ、カンボジヤ・パルトヴィ)
『ピクニック』(監督:ツァイ・ミンリャン)
特集上映「生誕100年 中村登」上映作品:
『我が家は楽し』
『土砂降り』
『夜の片鱗』
※中村登特集の3作品は英語字幕付きニュープリントで上映
特集上映「ジャン・グレミヨン」上映作品:
『愛慾』
『不思議なヴィクトル氏』
『高原の情熱』

(画像上から:『第14回 東京フィルメックス』メインビジュアル、『カラオケ・ガール』(監督:ウィッサラー・ウィチットワータカーン)、『祭の馬』(監督:松林要樹)、『閉ざされたカーテン』(監督:ジャファル・パナヒ、カンボジヤ・パルトヴィ)、『夜の片鱗』(監督:中村登) ©1964 松竹)

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