リチャード・セラの重厚な近作版画展、2メートル超の大型作品も展示

リチャード・セラの個展『Richard SERRA solo exhibition featuring recent prints』が、3月8日から東京・白金の山本現代で開催される。

リチャード・セラは、鉄板を使った大型のサイトスペシフィックな作品で知られる彫刻家。1970年代初頭には彫刻のための習作にとどまらず、空間の知覚や身体との関係性を探る別の手法としてドローイングの制作を始めた。独自に成形したペイントスティックを使用して、巨大な平面を黒色の層で塗り固めたドローイングは、ニューヨーク・メトロポリタン美術館をはじめとする全米3美術館で開催された回顧展『Richard Serra Drawing: A Retrospective』で紹介され、大きな注目を集めた。

同展では、セラが1972年以降に取り組んできたエッチングのシリーズの中から、2004年から2011年までに制作された作品を展示。高さ2メートルを超える大型作品など、従来の凹版画とは一線を画する重厚な表現が見どころとなる。

イベント情報

リチャード・セラ展 『Richard SERRA solo exhibition featuring recent prints』

2014年3月8日(土)~4月5日(土)
会場:東京都 白金 山本現代
時間:11:00~19:00
休廊日:日、月曜、祝日

(画像上から:Richard Serra, Weight V, 2010 etching, 195x105cm, edition of 22©2013 Richard Serra and Gemini G.E.L. LLC, Courtesy of YAMAMOTO GENDAI Richard Serra, Double Level I, 2009 etching, 170x164cm, edition of 22©2009 Richard Serra and Gemini G.E.L. LLC, Courtesy of YAMAMOTO GENDAI Richard Serra,Transversal #3 2004 etching, 228x122cm, edition of 38©2004 Richard Serra and Gemini G.E.L. LLC, Courtesy of YAMAMOTO GENDAI)

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