村上虹郎×早見あかりの映画『忘れないと誓ったぼくがいた』、早見はキスシーン初挑戦

堀江慶監督の映画『忘れないと誓ったぼくがいた』が、2015年に公開される。

同作は、平山瑞穂による同名ファンタジー小説の映画版。平凡な高校3年生の葉山タカシと、タカシの一目惚れ相手で、会った数時間後には会った人の記憶から消えてしまう少女・織部あずさが、運命に抗おうともがく姿を描いたラブストーリーになっている。

自分だけは絶対にあずさを忘れないように奮闘する主人公・タカシ役を演じるのは、村上淳とUAの息子で、河瀬直美監督の映画『2つ目の窓』で俳優デビューを果たした村上虹郎。人々の記憶から消えてしまうという運命を背負った女子高生・あずさ役を、耶雲哉治監督の映画『百瀬、こっちを向いて。』で初主演を務めた早見あかりが演じる。早見は同作で、自身初となるキスシーンにも挑戦しているという。監督は、映画『ベロニカは死ぬことにした』『センチメンタルヤスコ』などで知られる堀江慶。

村上は早見について、「あかりちゃんに初めてお祓いの日にお会いしたとき、面白いほど似た匂いを感じました。言葉を交わさずとも分かり合える部分が多く、誕生日始め性格から体質まで似てます。撮影を重ねていき、決定的に違うのは相互交差する朝と晩のテンション。双子のような二人が本番の声と同時に純愛に走る姿は自分たちでも面白く、楽しいです」とコメント。同じく早見も村上について、「生年月日が2年違いではありますが、同じ3月17日、そして魚座、A型と共通点が多く、性格もよく似ていると話しています。自由気ままに楽しそうにお芝居をする虹郎君を見ていると、元気をもらうことが出来、撮影中とても助けられています」と語っている。

村上虹郎のコメント

一日は長いけど、二週間なんてあっという間に過ぎるだろうな。主演二作目。自分では今作がある意味デビューだと思ってます。初映画の時と監督に求められるものが似て非なるから。監督ってきっと皆独特なんだろうけど独特過ぎるぐらいの人と出逢い続ける。今作は設定がSFだけど堀江監督の演出は切実に伝わります。初めて受ける種類の演出、あり得ない事を表現するのに苦労しつつ、瞬間瞬間に学ぶ毎日です。思いっ切り、劇場でキュンキュンして頂きたく思います。

早見あかりのコメント

まず初めに脚本を読んだときは正直ストーリーを理解することが出来ませんでした。それは現実にはない、ファンタジーだったからです。でも何度も読み込むことにより、その世界観に惹かれていきました。とてもピュアな純愛。こんな愛の形が本当にあるのか。わたしに演じることが出来るのか。不安もありますが、この素敵なストーリーを皆さんに届けられるよう頑張って撮影をしているところです。映画を観た方がキュンと切ない思いを抱く、そんな作品になるのではないのかと思います。

堀江慶監督のコメント

主人公の「タカシ」は純粋で素直な人。村上虹郎君に一目会って彼しかいないと直感しました。ピュアで圧倒的な存在感、さらに全体に漂う繊細さがあり、天性の才能を感じました。血ですね。現場ではまるで人間ではない動物と対峙しているようです。ヒロインの「あずさ」のイメージは、学生時代の印象に残っている「元カノ」。可愛いのはもちろん、どこかノスタルジックであり、タイトル通り、将来、別の人生を歩むことになったとしても、「彼女だけは忘れちゃいけない!」と思わせてくれる人。そこに早見あかりさんがいました。彼女と会ったときのあの笑顔が一瞬で脳裏に焼き付き、その笑顔が忘れられず「あずさ」はやはり彼女しかいないと思い決めました。

作品情報

『忘れないと誓ったぼくがいた』

2015年公開予定
監督:堀江慶
脚本:おかざきさとこ、堀江慶
原作:平山瑞穂『忘れないと誓ったぼくがいた』(新潮文庫)
出演:
村上虹郎
早見あかり
西川喜一
渡辺佑太朗
大沢ひかる
池端レイナ
ちはる
二階堂智
山崎樹範
ミッキー・カーチス
配給:日活

  • HOME
  • Movie,Drama
  • 村上虹郎×早見あかりの映画『忘れないと誓ったぼくがいた』、早見はキスシーン初挑戦

Special Feature

Crossing??

CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?

詳しくみる

JOB

これからの企業を彩る9つのバッヂ認証システム

グリーンカンパニー

グリーンカンパニーについて
グリーンカンパニーについて