少年院の凄惨な暴力描写でBBCが放送禁止に、陰鬱映画『SCUM/スカム』日本初公開

映画『SCUM/スカム』が、10月11日から東京・新宿のシネマカリテほかで上映される。

同作は、少年院のリアルな暴力描写と体制批判によって放送禁止になった、1977年制作のBBCテレビ映画の劇場版。テレビ版と同じ脚本、監督らスタッフ陣と、ほぼ同じキャスト陣によって劇場映画としてセルフリメイクされ、1979年に公開された。日本では今回が初の劇場公開になるという。

劇中では、イギリスの少年院に収監されたある少年が、院内で権力をふるっている少年たちと、彼らとグルになっている看守たちによる不条理な暴力に晒されながら、やがて閉鎖的な環境で生きる術を身につけていく様子が陰鬱なトーンで描かれる。メガホンをとったのは、ガス・ヴァン・サント監督『エレファント』のタイトルの由来にもなったという同名ドキュメンタリーも制作したアラン・クラーク。なお、日本語字幕の監修はthe原爆オナニーズのTAYLOWが務めている。

作品情報

『SCUM/スカム』

2014年10月11日(土)からシネマカリテほか全国で順次公開
監督:アラン・クラーク
脚本・原案:ロイ・ミントン
出演:
レイ・ウィンストン
ミック・フォード
ジュリアン・ファース
フィル・ダニエルズ
配給:キングレコード

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