文筆家・植草甚一のコレクション約500点を展示、空想上の古書店も登場する回顧展

文筆家・植草甚一の回顧展『植草甚一スクラップ・ブック』が、4月25日から東京・芦花公園の世田谷文学館で開催される。

1948年に東宝を退社後、文筆業を本格化させた植草甚一。映画、ミステリー小説、モダンジャズ、カウンターカルチャーなど、植草自身が「雑学」と呼んだ海外の幅広い文化を紹介。1979年に亡くなるまで大量の洋書や洋雑誌を買い続け、散歩、買い物、勉強を生涯一貫して続けたことでも知られる。

開館20周年を記念し、世田谷文学館が所蔵する図書や雑誌を含む1200点の植草甚一関連コレクションから選りすぐりを披露する同展では、主要資料を「映画」「文学」「音楽」「コラージュ」「雑学」「ニューヨーク」「ライフスタイル」の7つのカテゴリーに分けて紹介。総数約500点にのぼる展示資料には、1960年代から70年代の日記、ジャンルや作家、雑誌別のスクラップブック、植草が入院時に執筆した様々な空想や思い出、病院での生活を綴った草稿が含まれる。また、入院中に下北沢に開店することを空想していたという古書店・三歩屋を展示室内に再現する。会期中にはクラフト・エヴィング商會や中平穂積のトークイベントが行われる。

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イベント情報

開館20周年記念
『植草甚一スクラップ・ブック』

2015年4月25日(土)~7月5日(日)
会場:東京都 芦花公園 世田谷文学館
時間:10:00~18:00
休館日:月曜(5月4日は開館)、5月7日
料金:一般800円 65歳以上・高校生・大学生600円 小・中学生300円 障害者手帳をお持ちの方400円
※4月25日、6月6日は開館20周年記念無料観覧日
※5月1日は65歳以上無料

ブックトーク
『植草甚一と金曜日の本』

2015年6月13日(土)15:00~16:30
会場:東京都 芦花公園 世田谷文学館1階 文学サロン
出演:クラフト・エヴィング商會
定員:150名(要申込)
料金:500円

レコードトーク
『植草甚一が聴いたジャズ』

2015年6月20日(土)18:00~19:30
会場:東京都 芦花公園 世田谷文学館1階 文学サロン
出演:中平穂積
定員:150名(要申込)
料金:500円

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