NYホイットニー美術館が移転オープン、設計はレンゾ・ピアノ

アメリカ・ニューヨークのホイットニー美術館が、5月1日に移転リニューアルオープンする。

1931年に開館したホイットニー美術館は、アメリカの近現代美術を代表する美術館のひとつ。特に存命中のアーティストにフォーカスし、作品の収集や大規模な展覧会を行っているほか、先鋭的なアーティストや影響力のあるアーティストを紹介する『ホイットニー・ビエンナーレ』を開催していることでも知られる。昨年10月にアッパーイーストサイドに位置する建物が閉鎖し、ハドソン川とハイラインに隣接したミートパッキング地区に移転することとなった。

移転後の美術館の新たな建物は、フランス・パリのポンピドゥー・センターなどで知られる『プリツカー賞』受賞建築家のレンゾ・ピアノが設計。これまでのほぼ2倍の展示スペースを擁し、常設展示専用の2フロアを含む9階建ての建物となる。また、教育センターや読書室、レクチャー室、シアターなども併設されるほか、ロビーでは美術館のコレクション展示や特別展示を無料で公開するという。

なお、同美術館では5月1日から『AMERICA IS HARD TO SEE』展がスタート。美術館のコレクションで構成される同展では、1900年代から現在までの約400組のアメリカのアーティストによる作品が展示される。また、初日の5月1日には美術館のオープンとエンパイアステートビルの設立84周年を記念して、同ビルを特別にライトアップするイベントが開催。『AMERICA IS HARD TO SEE』展の展示作品であるジョージア・オキーフ、アンディー・ウォーホル、エドワード・ホッパーらの作品にインスピレーションを受け、照明デザイナーのマーク・ブリックマンが手掛ける光の演出を見ることができる。

イベント情報

『AMERICA IS HARD TO SEE』

2015年5月1日(金)~9月27日(日)
会場:アメリカ ニューヨーク ホイットニー美術館
時間:日曜から水曜10:30~18:00、木曜から土曜10:30~22:00
休館日:火曜
料金:大人22ドル シニア・学生18ドル
※会員および18歳未満は無料

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