鵜山仁が手掛けるシェイクスピアの「問題作」、浦井健治、ソニン、江守徹ら出演

ウィリアム・シェイクスピアの戯曲『トロイラスとクレシダ』が7月15日から東京・三軒茶屋の世田谷パブリックシアターで上演される。

世田谷パブリックシアターと文学座、兵庫県立芸術文化センターによる共同制作作品となる同作は、シェイクスピアの作品の中でも、悲劇的でありながら喜劇的、笑劇的、風刺劇的な側面も持つなど、最も分類困難な「問題作」と言われている。トロイとギリシャによる戦争「トロイ戦争」の開戦後を舞台に、トロイ王の末の王子であるトロイラスと神官カルカスの娘クレシダの恋や裏切りを描いたストーリーが展開される。

トロイラスを演じるのは、『第22回読売演劇大賞』最優秀男優賞を受賞した浦井健治。永遠の愛を誓いつつも、状況の変化と共にほかの男のものになるクレシダ役をソニンが演じるほか、トロイ王プライアム役の江守徹、トロイ王の長男役の吉田栄作、トロイラスからクレシダを奪うギリシャの将軍役の岡本健一、渡辺徹、今井朋彦、横田栄司らがキャストに名を連ねている。

演出を手掛けるのは、9時間にわたる大作『ヘンリー六世』の三部作を2009年に上演し、『第17回読売演劇大賞』大賞・最優秀作品賞、最優秀演出家賞、『芸術選奨文部科学大臣賞』を受賞した文学座の鵜山仁。また、ROVO、大友良英&「あまちゃん」スペシャルビッグバンドをはじめとする数々のバンドに参加しているドラマーの芳垣安洋と、芳垣とともに文学座公演の音楽を多数手掛ける高良久美子による生演奏も行われる。

なお、同公演は石川、兵庫、岐阜、滋賀でも上演される。東京公演と兵庫公演のチケット一般発売は5月16日からスタート。

イベント情報

世田谷パブリックシアター+文学座+兵庫県立芸術文化センター
『トロイラスとクレシダ』

作:ウィリアム・シェイクスピア
翻訳:小田島雄志
演出:鵜山仁
演奏:芳垣安洋、高良久美子
出演:
浦井健治
ソニン
岡本健一
渡辺徹
今井朋彦
横田栄司
鵜澤秀行
斎藤志郎
高橋克明
櫻井章喜
石橋徹郎
鍛治直人
松岡依都美
荘田由紀
吉野実紗
木津誠之
神野崇
内藤裕志
宮澤和之
廣田高志
若松泰弘
植田真介
浅野雅博
小林勝也
吉田栄作
江守徹

東京公演
2015年7月15日(水)~8月2日(日)全19公演
会場:東京都 三軒茶屋 世田谷パブリックシアター
料金:S席8,000円 A席5,500円

石川公演
2015年8月7日(金)~8月9日(日)全3公演
会場:石川県 能登演劇堂

兵庫会場
2015年8月15日(土)、8月16日(日)全3公演
会場:兵庫県 兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール

岐阜公演
2015年8月20日(木)全1公演
会場:岐阜県 大垣市民会館 大ホール

滋賀公演
2015年8月23日(日)全1公演
会場:滋賀県 滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール 中ホール

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