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尾野真千子が狂気の殺人鬼役、『殺人鬼フジコの衝動』ドラマ化

連続ドラマ『フジコ』が11月13日からHulu、J:COMで配信される。

同作は、後味の悪いミステリーを指す「イヤミス」の代表的な作家のひとりとされる真梨幸子の小説『殺人鬼フジコの衝動』が原作。11歳の時に起きた一家惨殺事件の生き残りであるフジコが、幸せを追い求めながら殺人を繰り返していく様を描く。

狂気の殺人鬼・フジコを演じるのは尾野真千子。共演者には谷村美月、丸山智己、リリー・フランキー、浅田美代子、真野響子が名を連ねている。演出は『1リットルの涙』などのテレビドラマや映画版『電車男』を手掛けた村上正典、脚本は映画『凶悪』などの高橋泉が担当。主題歌は斉藤和義の新曲“シンデレラ”となる。なお、同作はHuluとJ:COMで全6話が一挙に配信される。

尾野真千子のコメント

最初、台本を読んだ時、「殺人はあってはならない悪いもの」という思いから断りたいと思いました。台本の読後感が「むごい、ひどい、つらい」の三拍子で、とてもひどかったからです。正直、こんな衝撃的な役どころから自分を守りたいと思いました。そんなとき、『凶悪』(脚本の髙橋泉が日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞した映画)を観て、「できるかもしれない」と思いました。それでも不安がとれないまま撮影に入り、決して納得して演じたわけではなかったのですが、つくり手の誠実さに賭けました。一言だけで片付けられない、人間の深部に問いかけてくれる部分があるドラマだから、ふんぎりをつけ、受け入れ、チャレンジするように飛び込むことができました。主人公のフジコは、客観的に見て狂気そのもので酷い女性ですし、一方で可哀そうだとも思いました。この女性はいつ幸せだったのだろうと思いました。フジコなりの幸せは時々あるようでしたが、私たちから見ると可哀そうな人。殺人への衝動の飛躍が凄すぎるし、最後まで共感は一切できませんでした。フジコより他の人が可哀そうでした。私なりの解釈でこの破滅的な女性を演じきりましたが、演じていてとても辛かったです。起伏の激しい平常心でいられない役柄でしたので、とても疲れました。疲労感が凄まじかったです。私にとっては、それだけ全身全霊で入り込めた役ということです。どうなるんだろう、狂気しかないんじゃないかと不安が90%でしたが、完成したものを観てみると、人の痛みもわかりますし、響くものがいっぱいあり、実は泣けました。やってよかったなとやっと思えた作品ですので、ぜひ、楽しみにしていてください。

番組情報

『フジコ』

2015年11月13日(金)からHulu、J:COMで配信スタート
演出:村上正典
脚本:高橋泉
原作:真梨幸子『殺人鬼フジコの衝動』(徳間文庫)
主題歌:斉藤和義“シンデレラ”
音楽:やまだ豊
出演:
尾野真千子
谷村美月
丸山智己
リリー・フランキー
浅田美代子
真野響子

『フジコ』ポスタービジュアル ©HJホールディングス/共同テレビジョン ©真梨幸子/徳間書店
『フジコ』ポスタービジュアル ©HJホールディングス/共同テレビジョン ©真梨幸子/徳間書店
『フジコ』 ©HJホールディングス/共同テレビジョン ©真梨幸子/徳間書店
『フジコ』 ©HJホールディングス/共同テレビジョン ©真梨幸子/徳間書店
尾野真千子
尾野真千子
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