サイモン・フジワラ展『ホワイトデー』、展示室が工場の生産ラインに

サイモン・フジワラの個展『サイモン・フジワラ ホワイトデー』が、1月16日から東京・初台の東京オペラシティアートギャラリーで開催される。

日本人の父とイギリス人の母を持つサイモン・フジワラは、幼少期を世界各地で過ごし、現在はベルリンを拠点に活動するアーティスト。2010年に『フリーズ・アートフェア』の『カルティエ・アワード』を受賞したほか、2012年にはイギリスのテート・セントアイヴスで大規模な個展が開催された。実際の出来事や自身の家族を題材にしながらフィクションを織り交ぜ、絵画や立体、映像などを組み合わせたインスタレーションを発表している。

同展は、フジワラにとって日本の美術館での初個展。展示室を大量生産や消費を象徴する工場の生産ラインのように構成する。今回は、かつて高級品として売買された毛皮のコートの毛を刈って皮を繋ぎ合わせる作品『驚くべき獣たち』の制作過程を公開し、「豊かさ」とは何かを問いかける。さらにフジワラは、一昨年に東京オペラシティアートギャラリーで『ザハ・ハディド』展が開催されたことに呼応し、ザハによるプランが白紙撤回された新国立競技場をユーモラスに作品化するという。

イベント情報

『サイモン・フジワラ ホワイトデー』

2016年1月16日(土)~3月27日(日)
会場:東京都 初台 東京オペラシティ アートギャラリー
時間:11:00~19:00(金、土曜は20:00まで、入場は閉館の30分前まで)
休館日:月曜(ただし祝日の場合は翌火曜が休館、3月14日は開館)、2月14日、3月22日
料金:一般1,200円 大学・高校生800円
※中学生以下無料
※ホワイトデーのカップル割実施、3月12日~14日の3日間にカップルでご来場の方はお1人分の入場無料

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