映画『何者』に佐藤健、有村架純、二階堂ふみ、菅田将暉、岡田将生

朝井リョウ原作の映画『何者』のキャストが発表された。

22歳の若者5人が就職活動を通して自分が「何者」かを模索する様子を描いた同作。疑問を抱えながらも、海外ボランティアやサークル活動、SNS、人脈作りなど様々な手段を駆使して就職活動に取り組む中で彼らの人間関係に変化が表れ、やがて内定者が出たことをきっかけに抑えられていた妬みや本音が露になっていく、というあらすじだ。

主演を務めるのは、かつて演劇サークルで脚本を書いていた拓人役の佐藤健。共演者には、天真爛漫だが着実に内定に近づいていく光太郎役を演じる菅田将暉、光太郎の元恋人で、拓人が想いを寄せる瑞月役の有村架純、「意識高い系」だが結果が出ずに不安を募らせる理香役の二階堂ふみ、就職活動に批判的でありながら焦りを隠せない隆良役の岡田将生が名を連ねている。さらに拓人の相談に乗るサークルのOB・サワ先輩役に山田孝之がキャスティングされている。

出演者たちは撮影前に実際の企業で就職活動体験を行なったという。三浦大輔監督によるリハーサルを経て、2月下旬にクランクインし、約1か月の撮影期間を予定している。今回の発表とあわせて公開日が10月15日になることも明らかになった。

佐藤健のコメント

クランクイン前に何日間かキャスト全員が集まってリハーサルをやらせていただきました。にも関わらず撮影当日もまた鬼のようにリハを繰り返す、舞台稽古のような現場です。三浦監督のもと、キャスト一同三浦組の劇団員になったつもりで残りの撮影も全力を尽くしたいと思っております。この一筋縄ではいかない原作を、この一筋縄ではいかないキャスト、スタッフのみなさんと映画化できることを嬉しく思います。さて、どんな映画が出来上がるのでしょうか。ご期待ください。

有村架純のコメント

この度、映画『何者』に出演させていただくことになり、役作りのための経験として就職活動の体験をさせていただきました。エントリーシートの記入や、面接官との質疑応答など、味わったことのない空気の中、周りの友達はこのような経験を経て社会に出るのだと改めて感じると共に、自分自身がどうあるべきかを考えさせられました。就活生5人、同じ舞台でお芝居をすることが楽しみですし、たくさん刺激を受け、たくさん吸収したいと思います。とてもおもしろい作品になりそうだとワクワクしています。皆さんと精一杯頑張ります。

二階堂ふみのコメント

同じ世代間で感じる社会との距離や自分との向き合い、様々な感情が渦巻く『何者』。面白い作品にできたらと思います。三浦組、とても楽しみです!

菅田将暉のコメント

想像を絶する群像劇。想像を絶するギターボーカル。想像を絶する就職活動。絶しまくりのスタートでしたが、神谷光太郎の『まっすぐさ』を武器に、今、凄くワクワクしています。現場では毎日、佐藤健くんがニヤニヤしています。これは何かありますね(笑)何だか面白くなりそうな予感があります。予感で終わらせないように、ビシッとかましてやります!

岡田将生のコメント

宮本隆良。なかなかの曲者です。この曲者を三浦監督とどう創っていくか。撮影は始まっていますが、確実にいいキャラクターになる自信があります。この作品のいいスパイスになれるよう頑張っていきたいと思います。

山田孝之のコメント

以前から三浦監督とはお仕事をしたいと思っていたので、今回お声掛け頂いてとても嬉しく思っています。噂には聞いていましたが、現場ではなかなかOKが出ず、何度も何度も最善を目指しテイクを重ねていますが、芝居を細部まで突き詰めさせてもらえるチャンスだと思い、必死について行っています。と、言いたいところですが実際はスターキャストが集まっていてヒット作の匂いがしたので便乗したと言うのが事実です。

朝井リョウのコメント

『何者』は、読者の反応がこれまでの著作と大きく違いました。共感した、考えさせられた、では収まらない何かを、読者が私にぶつけてきてくれた感覚がありました。単行本刊行から四年を経て集結してくださったスタッフ・キャストの方々は、あのとき受け取ったエネルギーを更に強大にしてぶつけ返すには十分すぎるほどです。心の形をした爆弾のような映画が出来上がる予感がしています。

作品情報

『何者』

2016年10月15日(土)から全国東宝系で公開

監督・脚本:三浦大輔
原作:朝井リョウ『何者』(新潮文庫)
出演:
佐藤健
有村架純
二階堂ふみ
菅田将暉
岡田将生
山田孝之
配給:東宝

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