建築家ザハ・ハディドが逝去、新国立競技場の旧計画をデザイン

建築家ザハ・ハディドが亡くなったことがわかった。

ハディドは気管支炎にかかり、今週に入ってアメリカ・マイアミの病院で治療を受けていたが、現地時間の3月31日に心臓発作のため死去。65歳だった。

1950年にイラク・バグダッドで生まれたハディドは、レム・コールハース主宰のOffice for Metropolitan Architecture(OMA)を経て、1979年にロンドンに自身の事務所を設立。2004年に女性で初めて建築界のノーベル賞と呼ばれる『プリツカー賞』を受賞したほか、今年2月には王立英国建築家協会が授与するロイヤル・ゴールド・メダルを女性で初受賞した。

イタリアの国立21世紀美術館MAXXIや、ロンドンオリンピックの水泳競技会場となったアクアティクス・センターなどの設計を手掛け、2020年の東京オリンピックで使用される新国立競技場の旧計画のデザインも担当。その前衛的なデザインやアイデアから技術的に実現が困難なものも多く、独立後10年以上にわたってプロジェクトが実現されなかったことから、建物が建設されない「アンビルトの女王」と呼ばれていたことでも知られる。2014年には東京・初台の東京オペラシティアートギャラリーで大規模な個展が開催された。

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