レオン・サドラーの個展『TRESPASSER/侵入者』が、7月2日から東京・田端のWISH LESS galleryで開催される。
イギリス出身のアーティストで、アンダーグラウンドコミックやグラフィックの分野で活動するレオン・サドラー。インディペンデントコミック社「Famicon Express」の創設者であり、横山裕一ら世界各国のアーティストが寄稿したアートブック『Mould Map』の編集長を務めている。
サドラーにとって日本初個展となる同展では、自身の新ブランド「Death Freak Clothing Company」からリリースされた新作や、ZINEを展示。会期中には作家本人が在廊する公開制作を予定しているほか、7月2日にはオープニングレセプションが行なわれる。
レオン・サドラーのコメント
フルタイムの仕事を辞めるつもりだ。今後もそんな生活に戻る気はさらさらなく、よりクリエイティブな制作に時間を費やしていきたい。
生活の中で移り行く強い興奮や恐怖を表すような展示を行いたい。
いま新たなステップを踏み出そうとしており、現在進行形の作品についての解説を模索中だ。もともと出版、グラフィック、コミックなどのアンダーグラウンドなバックグラウンドを持ち、過去にも展覧会を催してきた。それらは今でも興味深く、ワイルドな存在だ。
絵を描いたり陶芸をする中で、作品がおかしな方向へ歩き出しているが、でもそれは確実に絵を描く事に基づいてると気づき始めた。
現時点での経験を反映しながら作品制作は行われる。影響を受けるのは、例えばコンテンポラリーアート界隈で活躍する同世代の人々、独学または趣味で表現するユニークな人々、さらには偶然見つけた変なゴミのかけらなどである。
生命のエネルギーをギラギラに輝かせつつ、木の陰で怪しげに佇むゴブリンのような不気味な作品を作っていきたい。
本展では、スーツケースに入るだけの作品を詰め込んでやってくるよ!もちろん、展示中も出来るだけ新作を多く発表できるよう努めて行く予定。
また、自身の新しいブランド「Death Freak Clothing Company」よりリリースされた本などの新作をお届けします。