『芥川賞』に村田沙耶香、『直木賞』は5度目ノミネートの荻原浩

『第155回芥川龍之介賞』および『第155回直木三十五賞』の選考会が本日7月19日に東京・築地の新喜楽で行なわれ、『芥川賞』に村田沙耶香『コンビニ人間』、『直木賞』に荻原浩『海の見える理髪店』が選出された。

『芥川賞』に輝いた村田は、1979年生まれ、千葉出身。玉川大学文学部を卒業後、2003年に『授乳』でデビューし、2013年には『しろいろの街の、その骨の体温の』で『第26回三島由紀夫賞』を受賞している。受賞作『コンビニ人間』は『文學界』6月号に掲載された。

5度目のノミネートで『直木賞』を受賞した荻原は、1956年生まれ、埼玉出身。広告制作会社勤務、フリーランスのコピーライターを経て1997年に小説家としてデビューした。受賞作『海の見える理髪店』は、大物俳優や政治家が通った「伝説の床屋」を描いた表題作を含む短編集となる。

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