蓮沼執太の個展『作曲的|compositions : rhythm』が9月27日から東京・表参道のスパイラルガーデンで開催される。
作曲や演奏のみにとどまらず、「作曲」の手法を様々なメディアに応用し、映像、サウンド、立体などを用いたインスタレーション作品を発表している音楽家・蓮沼執太。
「リズム」をテーマにする同展では、昨年の個展『作曲的|compositions - space, time and architecture-』の流れを汲みつつ、新たに制作された作品を発表する。楽器が人に演奏されている映像を編集することで「作曲」を試みた新作映像インスタレーションなどが展示されるという。また会期中には、蓮沼によるパフォーマンスやトークイベントも予定されている。詳細はスパイラルのオフィシャルサイトで確認しよう。
蓮沼執太のコメント
時間軸に人間が知覚する点を置き、それらを並列することでリズム=律動が発生するのであるならば、展示空間の中で鑑賞者が知覚する作品をインストールし、その並列からリズム=律動を作り出すことも可能でしょうか。
律動を時間軸から空間に向けて展開させていくことは、僕の新しい音楽の実践です。本展は、2015年に開催した国際芸術センター青森(ACAC)での個展『作曲的|compositions : space, time and architecture』の流れを汲むものの、スパイラルで展示されるために制作した新作群で構成されます。