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落語家映画『ねぼけ』、春風亭一之輔、柳家三三、角田光代らがコメント

映画『ねぼけ』が12月17日から東京・新宿のK's cinemaほか全国で順次公開される。

『第39回モントリオール世界映画祭』に出品された同作は、売れない落語家・三語郎と、献身的な恋人・真海の愛と葛藤を描いた群像劇。酒と女に逃げ、落語と真海に本気で向き合うことができない三語郎役を、北区つかこうへい劇団出身の友部康志が演じるほか、ある秘密を抱えた真海役に村上真希、三語郎の師匠・仙栄亭点雲役に入船亭扇遊がキャスティングされている。

監督・脚本は、同作が初監督作品となる壱岐紀仁。主題歌はイノトモ、劇中音楽は織田祐亮(TRI4TH)が手掛けている。落語と所作指導は柳家さん枝、橘家圓十郎、柳家三語楼が担当。

同作について春風亭一之輔は「落語はこわい。だから私も好きなんだ。落語も噺家もタチが悪い」とコメント。また瀬々敬久は「この物語には、非日常の輝きや神話的な世界へ繋がっていく瞬間がちりばめられていて、僕らを魅了してくれる」と語っているほか、角田光代、桃月庵白酒、柳家三三、古今亭菊之丞、古今亭志ん陽がコメントしている。

なお同作の公開を記念するイベント『映画「ねぼけ」フェス!』が、12月7日に東京・渋谷のTSUTAYA O-nestで開催。出演者にはイノトモ feat. 安宅浩司&伊賀航、TRI4TH、松本素生(GOING UNDER GROUND)が名を連ねている。来場者には『ねぼけ』の特別鑑賞券が贈られる。

春風亭一之輔のコメント

三語郎は落語を好きでいることに甘えてる。
それじゃいけないことはよくわかってる。でも甘える。
落語はそれを許してくれている…ような気もするけど本当はどうかな?
落語はこわい。だから私も好きなんだ。
落語も噺家もタチが悪い。

桃月庵白酒のコメント

もがき苦しむ三語郎が、滑稽で、腹立たしくて、もの悲しくて。
でも簡単に手を差し出さず、ちょっと離れたところから見守っている、
そんな優しい映画です。

柳家三三のコメント

ゆだねる映画…。
観る人の数だけ受け取り方、感じ方、そして物語の世界が生まれてきます。
余白をとても大事にする、これこそ落語に通じる感性じゃありませんか?

古今亭菊之丞のコメント

人間の幸せは、実は自分のすぐそばに存在している。
でも普段は見えないもの。
それを我々に気づかせてくれるのがこの映画だ。
芝浜やたちきりの様にせつなくもあたたかい。

古今亭志ん陽のコメント

噺家は皆、少なからず心の中に三語郎を持っています。甘え、逃げ、酒、etc…。それらに溺れるか、芸の肥やしにするか、その『替り目』が一番難しい。溺れそうになった時に救ってくれる、師匠や愛する人の優しさに胸打たれました。
主人公が自分に重なり過ぎて怖い…。噺家人生の『替り目』にしたい作品です。

角田光代のコメント

何かと真剣に向き合うことは、こんなにもむずかしい。
だれかと本気で向き合うことは、こんなにも苦しい。
だからがんばれ、とはけっして言わない映画です。
それが新鮮でした。

瀬々敬久のコメント

この物語には、非日常の輝きや神話的な世界へ繋がっていく瞬間がちりばめられていて、僕らを魅了してくれる。そしてラストシーンに至っては、そうなることは分かっていながらも泣かせてしまうという日本古来から続く説話物語のような展開の強さがある。
そこには、そんじょそこらには負けない強さがある。

『ねぼけ』ポスタービジュアル ©壱岐紀仁/映画「ねぼけ」製作委員会
『ねぼけ』ポスタービジュアル ©壱岐紀仁/映画「ねぼけ」製作委員会
『ねぼけ』 ©壱岐紀仁/映画「ねぼけ」製作委員会
『ねぼけ』 ©壱岐紀仁/映画「ねぼけ」製作委員会
『ねぼけ』 ©壱岐紀仁/映画「ねぼけ」製作委員会
『ねぼけ』 ©壱岐紀仁/映画「ねぼけ」製作委員会
『ねぼけ』 ©壱岐紀仁/映画「ねぼけ」製作委員会
『ねぼけ』 ©壱岐紀仁/映画「ねぼけ」製作委員会
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