展覧会『シャセリオー展 19世紀フランス・ロマン主義の異才』が、2月28日から東京・上野の国立西洋美術館で開催される。
1819年に現ドミニカ共和国で生まれた画家テオドール・シャセリオーは、弱冠11歳でドミニク・アングルのアトリエに入門。16歳で初めてサロンに出品したのち、アルジェリア旅行などを経ながら、肖像画、宗教画、東方をモチーフにした絵画などを制作した。37歳で病のため死去。
同展では16歳で描いた自画像から最晩年の作品まで、シャセリオーの画業を包括的に紹介。油画、水彩画、素描、版画といった作品に加え、ギュスターヴ・モロー、ピエール・ピュヴィス・ド・シャヴァンヌ、オディロン・ルドンらの関連作品や資料などをあわせた約110点を展示する。国内でシャセリオーの包括的な回顧展が行なわれるのは今回が初めて。
