
テリ・ワイフェンバックの個展『The May Sun』が、4月9日から静岡・IZU PHOTO MUSEUMで開催される。
1957年にアメリカ・ニューヨークで生まれた写真家テリ・ワイフェンバック。メリーランド大学で絵画を学んだ後に、1970年代から写真制作を開始した。これまでに15冊の写真集を刊行。
ワイフェンバックにとって国内外の美術館では初の個展となる同展。展示作品は、パレスチナの押し花帳との出会いをきっかけに制作された代表作のひとつである『The Politics of Flowers』と、同館に長期滞在して制作した最新作『The May Sun』シリーズを中心に構成される。さらに静岡・清水町の柿田川湧水で撮影された映像作品も紹介。合わせて約110点を展示する。なお展覧会のタイトルは、アメリカの詩人ウォレス・スティーヴンスの詩に由来しているという。
初日の4月9日にはワイフェンバックと写真史家の金子隆一によるトークイベントを開催。会期中にはワイフェンバックや、写真家の川内倫子によるワークショップなどが行なわれる。詳細はIZU PHOTO MUSEUMのオフィシャルサイトで確認しよう。