ニュース

「物語性の復権」掲げる彫刻家・遠藤利克の美術館個展『聖性の考古学』

遠藤利克『寓話V―鉛の柩』 2016年 350×120×100cm 作家蔵 展示風景:秋山画廊 撮影:椎木静寧
遠藤利克『寓話V―鉛の柩』 2016年 350×120×100cm 作家蔵 展示風景:秋山画廊 撮影:椎木静寧

『遠藤利克展―聖性の考古学』が、7月15日から埼玉・埼玉県立近代美術館で開催される。

1950年に生まれた彫刻家の遠藤利克。宮大工を営む実家や仏師のもとで一刀彫りの技術を会得し、ミニマリズムや「もの派」の影響を受けながら美術作品の制作を開始した。1987年の『ドクメンタ8』や1990年の『ヴェネチア・ビエンナーレ』にも出品したほか、国内外で個展を開催している。

同展では「美術における物語性の復権」を掲げる遠藤が、2010年代に制作した作品を中心に紹介。展示は「聖性」「考古学」をキーワードに構成され、新作を含む12点が出品される予定だ。

会期中はアンドレイ・タルコフスキー監督の映画『ストーカー』を上映し、遠藤が自作との共鳴について語るイベントや、遠藤、ヴァンジ彫刻庭園美術館学芸員の森啓輔、埼玉県立近代美術館館長の建畠晢によるトークイベントなどが開催される。参加方法の詳細は埼玉県立近代美術館のウェブサイトをチェックしよう。

遠藤利克『空洞説(ドラム状の)-2013』の焼成風景 2013年 撮影:遠藤利克
遠藤利克『空洞説(ドラム状の)-2013』の焼成風景 2013年 撮影:遠藤利克
遠藤利克『空洞説―木の舟』 2009年 113×85×1100cm 作家蔵 展示風景:青森公立大学 国際芸術センター青森 撮影:山本糾
遠藤利克『空洞説―木の舟』 2009年 113×85×1100cm 作家蔵 展示風景:青森公立大学 国際芸術センター青森 撮影:山本糾
画像を拡大する(6枚)

SPECIAL PR 特集

もっと見る

BACKNUMBER PR 注目のバックナンバー

もっと見る

PICKUP VIDEO 動画これだけは

あらかじめ決められた恋人たちへ“日々feat.アフロ”

何かを我慢することに慣れすぎて忘れてしまいそうになっている「感情」を、たった10分でこじ開けてしまう魔法のようなミュージックビデオ。現在地を確かめながらも、徐々に感情を回転させていくアフロの言葉とあら恋の音。人を傷つけるのではなく、慈しみ輝かせるためのエモーションが天井知らずの勢いで駆け上がっていった先に待ち構えている景色が、普段とは違ったものに見える。これが芸術の力だと言わんばかりに、潔く堂々と振り切っていて気持ちがいい。柴田剛監督のもと、タイコウクニヨシの写真と佐伯龍蔵の映像にも注目。(柏井)

  1. ドラマ『ここぼく』が描いた日本社会のいま。危機感と真実の追及 1

    ドラマ『ここぼく』が描いた日本社会のいま。危機感と真実の追及

  2. 佐藤健とシム・ウンギョンが共演 サントリーウイスキー「知多」新動画 2

    佐藤健とシム・ウンギョンが共演 サントリーウイスキー「知多」新動画

  3. 記録映画『東京オリンピック2017』に七尾旅人らがコメント ポスター到着 3

    記録映画『東京オリンピック2017』に七尾旅人らがコメント ポスター到着

  4. スチャとネバヤン、同じ電波をキャッチしちゃった似た者同士 4

    スチャとネバヤン、同じ電波をキャッチしちゃった似た者同士

  5. 羊文学を形づくる「音」 6つの日本語曲を選んで3人で語り合う 5

    羊文学を形づくる「音」 6つの日本語曲を選んで3人で語り合う

  6. 坂口恭平が語る「死なないという勝ち方」。画狂老人・北斎に学ぶ 6

    坂口恭平が語る「死なないという勝ち方」。画狂老人・北斎に学ぶ

  7. ジム・ジャームッシュ特集上映ポスター&チラシ12種、大島依提亜がデザイン 7

    ジム・ジャームッシュ特集上映ポスター&チラシ12種、大島依提亜がデザイン

  8. 青春音楽映画『ショック・ドゥ・フューチャー』予告編、石野卓球らコメント 8

    青春音楽映画『ショック・ドゥ・フューチャー』予告編、石野卓球らコメント

  9. 自己不信や周囲の目にどう向き合う? 女性アスリートの6篇の物語 9

    自己不信や周囲の目にどう向き合う? 女性アスリートの6篇の物語

  10. ちゃんみなが経験した、容姿に基づく中傷と賛美 自らラップで切る 10

    ちゃんみなが経験した、容姿に基づく中傷と賛美 自らラップで切る