ニュース

グレン・グールド1955年版『ゴールドベルク変奏曲』の全テイク収録ボックス

ボックスセット『グレン・グールド/ゴールドベルク変奏曲 コンプリート・レコーディング・セッションズ1955』が9月1日にリリースされる。

1932年にカナダ・トロントで生まれたピアニストのグレン・グールド。幼少期に母親からピアノの手ほどきを受け、トロント王立音楽院で学ぶ。1956年にヨハン・セバスティアン・バッハの『ゴールドベルク変奏曲』でレコードデビュー。1964年にはコンサート活動から引退し、以後レコード録音やラジオ、テレビなどの放送媒体のみによる演奏活動に入る。1982年に脳卒中により50歳で逝去。

グレン・グールドの生誕85年を記念して、グールド・エステイトの協力のもと発売される同作は、デビュー作『ゴールドベルク変奏曲』が生み出された1955年6月10日から6月16日の4日間にアメリカ・ニューヨークのコロンビア30丁目スタジオで行なわれた録音セッションの中から、現存する全音源を収録したCD7枚とLP1枚、280ページにおよぶ別冊解説書で構成されるボックスセット。ボックスの総重量は約5キロ、収録時間は6時間52分となる。

CD1からCD5には録音セッションの全テイクを、テイク間のグレン・グールドとプロデューサーのハワード・スコットとのやり取りも含めて各変奏ごとに収録。CD6は1981年の再録盤『ゴールドベルク変奏曲』の発売に際してCBSが企画した販促用のインタビューで、1984年に『ゴールドベルク変奏曲』の新・旧録音と共に3枚組のLPとして発売されたものとなる。

CD7は、2015年の『グレン・グールド・リマスタード ザ・コンプリート・アルバム・コレクション』発売に際してDSDリマスターされた1955年盤『ゴールドベルク変奏曲』の最終編集版。LPは、CD7と同じ2015年のDSDリマスターを用いてチェコのGZ Mediaでプレスされたもの。

英語、ドイツ語、フランス語によるオールカラーの別冊解説書には、セッションを巡るグレン・グールド研究者のエッセイや、オリジナルプロデューサーへのインタビューに加えて、当時のコロンビアレコードが保管していた様々な記録書類や関連資料の現物をスキャンした写真などを掲載。さらに日本盤には、グレン・グールド研究者の宮澤淳一による新規解説および日本語訳を掲載した「日本語スペシャル・ブックレット」が封入される。

『グレン・グールド/ゴールドベルク変奏曲 コンプリート・レコーディング・セッションズ1955』パッケージイメージ
『グレン・グールド/ゴールドベルク変奏曲 コンプリート・レコーディング・セッションズ1955』パッケージイメージ
『グレン・グールド/ゴールドベルク変奏曲 コンプリート・レコーディング・セッションズ1955』ジャケット
『グレン・グールド/ゴールドベルク変奏曲 コンプリート・レコーディング・セッションズ1955』ジャケット
グレン・グールド
グレン・グールド
グレン・グールド
グレン・グールド
画像を拡大する(4枚)

記事の感想をお聞かせください

知らなかったテーマ、ゲストに対して、新たな発見や感動を得ることはできましたか?

得られなかった 得られた

回答を選択してください

ご協力ありがとうございました。

SPECIAL PR 特集

もっと見る

BACKNUMBER PR 注目のバックナンバー

もっと見る

PICKUP VIDEO 動画これだけは

あらかじめ決められた恋人たちへ“日々feat.アフロ”

何かを我慢することに慣れすぎて忘れてしまいそうになっている「感情」を、たった10分でこじ開けてしまう魔法のようなミュージックビデオ。現在地を確かめながらも、徐々に感情を回転させていくアフロの言葉とあら恋の音。人を傷つけるのではなく、慈しみ輝かせるためのエモーションが天井知らずの勢いで駆け上がっていった先に待ち構えている景色が、普段とは違ったものに見える。これが芸術の力だと言わんばかりに、潔く堂々と振り切っていて気持ちがいい。柴田剛監督のもと、タイコウクニヨシの写真と佐伯龍蔵の映像にも注目。(柏井)

  1. 東京スカイツリー天望デッキから配信されるライブ『天空の黎明』全演目発表 1

    東京スカイツリー天望デッキから配信されるライブ『天空の黎明』全演目発表

  2. 常田大希提供曲に隠れたジャニーズらしさ SixTONES“マスカラ” 2

    常田大希提供曲に隠れたジャニーズらしさ SixTONES“マスカラ”

  3. 異才スティールパン奏者、電子音楽家の2つの顔 小林うてなの半生 3

    異才スティールパン奏者、電子音楽家の2つの顔 小林うてなの半生

  4. 在宅ワークを快適に。コロナ禍でさらに注目の音声メディアを紹介 4

    在宅ワークを快適に。コロナ禍でさらに注目の音声メディアを紹介

  5. お父さんはユーチューバー / 美術のトラちゃん 5

    お父さんはユーチューバー / 美術のトラちゃん

  6. シンセと女性たちの奮闘物語『ショック・ドゥ・フューチャー』 6

    シンセと女性たちの奮闘物語『ショック・ドゥ・フューチャー』

  7. カンヌ4冠『ドライブ・マイ・カー』の誠実さ 濱口竜介に訊く 7

    カンヌ4冠『ドライブ・マイ・カー』の誠実さ 濱口竜介に訊く

  8. 「ドラえもんサプライズ誕生日会」の「招待状」広告が朝日新聞朝刊に掲載 8

    「ドラえもんサプライズ誕生日会」の「招待状」広告が朝日新聞朝刊に掲載

  9. 「千葉=無個性」への反抗。写真展『CHIBA FOTO』を語る 9

    「千葉=無個性」への反抗。写真展『CHIBA FOTO』を語る

  10. ROGUEが語る、半身不随になってから再びステージに上がるまで 10

    ROGUEが語る、半身不随になってから再びステージに上がるまで