監獄内のギャング抗争描く『ブラッド・スローン』 監督が刑務所で潜入取材

映画『ブラッド・スローン』が、9月30日から東京・新宿シネマほか全国で順次公開される。

刑務所内でのギャングの抗争を描く同作。エリートコースを歩んでいた主人公・ジェイコブが、不慮の事故によって収監されたことから、囚人同士で行なわれている暴力やギャング同士の争いに巻き込まれ、体を鍛え上げながら頭脳を駆使して権力を手に入れていくというあらすじだ。

ジェイコブ役を演じるのは、映画『キング・オブ・エジプト』『オブリビオン』や、ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』シリーズなどのニコライ・コスター=ワルドー。囚人役のエキストラにはボクシング、レスリングといった格闘技の経験者たちや、実際のギャング、前科者たちも参加しているという。

監督を務めるリック・ローマン・ウォーは、これまでにPTSDに悩まされるアメリカ兵を追ったドキュメンタリー『That Which I Love Destroys Me(原題)』や、刑務所が舞台のスリラー『オーバードライヴ』などを手掛けている映画作家。『ブラッド・スローン』の制作のために、約2年間におよぶ刑務所への潜入取材を行なったという。またシーンの一部は実際に暴動が起こったアメリカ・サンタフェのオールド・メイン刑務所で撮影されている。

『ブラッド・スローン』は「松竹エクストリームセレクション」の一環で公開。同企画では5月に『ジェーン・ドウの解剖』、6月に『アイム・ノット・シリアルキラー』が公開されているほか、10月21日から『ロキシー』が公開される予定だ。

作品情報

『ブラッド・スローン』

2017年9月30日(土)から新宿シネマカリテほか全国順次公開
監督・脚本:リック・ローマン・ウォー 出演: ニコライ・コスター=ワルドー ほか 上映時間:121分 配給:松竹メディア事業部
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