カンヌ最高賞『ザ・スクエア』4月公開 美術キュレーターの愚かな行動とは

映画『THE SQUARE』が『ザ・スクエア 思いやりの聖域』の邦題で、4月28日から全国で順次公開される。

今年の『第70回カンヌ国際映画祭』でパルムドールに輝いた同作は、著名な現代アート美術館のキュレーターとして周囲の尊敬を集めるクリスティアンが主人公。次の展示として、通りかかる人々を利他主義に導くインスタレーション『ザ・スクエア』を準備しているクリスティアンが、盗まれた自分の財布とスマートフォンを見つけるためにとった「ある愚かな行動」によって、取り返しのつかない事態に巻き込まれていくというあらすじだ。

メガホンを取ったのは、『フレンチアルプスで起きたこと』などの作品で知られるスウェーデンのリューベン・オストルンド監督。同作ではアート界で成功したエリートが遭遇する様々なハプニングを通して、他者への無関心や欺瞞、階層間の断絶といった現代社会の問題をブラックユーモアを交えて描いている。

なお同作は『ヨーロッパ映画賞』でも6冠に輝くなど、これまでに16の映画賞を受賞。『アカデミー賞』外国語映画賞のスウェーデン代表にも選出されている。

※記事掲載時、一部表記に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

作品情報

『ザ・スクエア 思いやりの聖域』

2018年4月28日(土)からヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamura ル・シネマ、立川シネマシティほか全国順次公開
監督・脚本:リューベン・オストルンド 出演: クレス・バング エリザベス・モス ドミニク・ウェスト テリー・ノタリー ほか 上映時間:151分 配給:トランスフォーマー
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