鳥公園、多彩な演出家を招き過去作を上演する『「鳥公園のアタマの中」展』

鳥公園の公演『「鳥公園のアタマの中」展』が、本日2月27日から東京・池袋の東京芸術劇場 アトリエイーストで開催される。

2007年7月に結成された鳥公園は、劇作家で演出家の西尾佳織が主宰する劇団。2016年9月には舞台『ヤジルシ』で『瀬戸内国際芸術祭2016』に参加。2016年3月に上演した舞台『ペルソナ』で、『若手演出家コンクール2015』最優秀賞を受賞している。

『「鳥公園のアタマの中」展』では、今年10周年を迎える鳥公園が様々な演出家や俳優を招き、過去に上演した戯曲を再演。開催期間中は毎日、11:00から当日のリーディング公演1時間前まで、観客に稽古のプロセスを無料で公開する。公演終了後には毎回トークイベントが行なわれる。

上演作品は『第58回岸田國士戯曲賞』の最終候補となった『カンロ』、『第62回岸田國士戯曲賞』の最終候補となった『ヨブ呼んでるよ』のほか、『空白の色はなにいろか?』『蒸発』『待つこと、こらえること』。参加する演出家は西尾佳織(鳥公園)、三浦雨林(隣屋、青年団)、松田正隆(マレビトの会)、手塚夏子、鳥山フキ(ワワフラミンゴ)。

チケット情報は、鳥公園と劇場のオフィシャルサイトでチェックしよう。

西尾佳織のコメント

鳥公園を10年やってきて、振り返ってみたら大小とりどり20くらいの作品ができていました。無我夢中にどんどん作ることで、何かを知ったり、そもそも自分の知りたいと思っていることが何だったのかに気付いたり、そこへの手の伸ばし方を発見したりしてきた時間だった気がします。自分ではずっと同じことを考えてきたように思うのですが、題材や作品の形式がわりと毎回変わるもので、「鳥公園は何を追ってるの? 一貫したテーマとかあるの?」と聞かれることがまあまああります。ということで今回は、演出家やドラマトゥルクの方の手もお借りして鳥公園のアタマの中へ分け入って、パカッと開いてみちゃいます。そこから今後の作品の話も、出来たらいいなと思います。

イベント情報

『「鳥公園のアタマの中」展』

2018年2月27日(火)~3月4日(日)全6公演 会場:東京都 池袋 東京芸術劇場 アトリエイースト
料金:各公演 2,500円 『カンロ』 2018年2月27日(火) 演出:西尾佳織(鳥公園) ドラマトゥルク:長島確 出演:生実慧 河村竜也(ホエイ、青年団) 鈴木穣(cineman) 中村真生(青年団) 藤本紗也香 若林瑞季(ユニークポイント) 渡邊りょう(悪い芝居) 『ヨブ呼んでるよ』​ 2018年2月28日(水) 演出:三浦雨林(隣屋、青年団) 『空白の色はなにいろか?』​ 2018年3月1日(木) 演出:松田正隆(マレビトの会) 『空白の色はなにいろか?』​ 2018年3月2日(金) 演出:西尾佳織(鳥公園) ドラマトゥルク:長島確 出演: 石橋志保(中野成樹+フランケンズ) 武谷公雄 森衣里 『蒸発』​ 2018年3月3日(土) 演出: 手塚夏子 西尾佳織(鳥公園) 出演: 野津あおい 山口真由(7度) 『蒸発』​ 2018年3月4日(日) 演出:鳥山フキ(ワワフラミンゴ) 『待つこと、こらえること』 2018年3月4日(日) 演出:西尾佳織(鳥公園) 出演: 塩澤嘉奈子 新藤みなみ トークゲスト:徳永京子​
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