伝説のバーマンの記録映画『シューマンズ バー ブック』、菊地成孔も賛辞

ドキュメンタリー映画『シューマンズ バー ブック』が、4月21日から東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムほか全国で順次公開される。

同作は、2月に新装邦訳版も刊行されたレシピ本『シューマンズ バー ブック』の著者であるバーマンのチャールズ・シューマンが、原点を探す旅に出る様子を捉えたドキュメンタリー。ドイツ・ミュンヘンにある「シューマンズ バー」のオーナーを務め、世界を放浪し、76歳を超えた今もなおバーに立ち続けているシューマンが、ニューヨーク、パリ、ハバナ、東京、ウィーンのバーを訪問する。

監督はマリーケ・シュレーダー。作中にはシューマンズ バーをはじめとする数々のバーが登場する。パリのヘミングウェイ、ベルリンのヴィクトリア・バー、ヴュルゲエンゲル、ニューヨークのエンプロイーズ・オンリー、ザ・デッド・ラビット、ザ・レインボー・ルーム、キング・コール・バー、クローバークラブ、ハバナのエル・フロリディータ、東京のスタア・バー・ギンザ、バー ハイ・ファイブ、バー ベンフィディック、銀座 テンダー、ウィーンのロース・アメリカン・バーなど。

なお同作についての著名人によるコメントも発表。先日行なわれた公開記念トークイベントにも出演した菊地成孔は、「バーがカフェみたいな文化の発信地/拠点になるか?というテーマは、途中からどうでも良くなる(笑)。ひたすらカッコイイ伝説のバーマンのスター映画。年寄りは見習え!無理か(笑)」とコメントを寄せている。

島地勝彦のコメント

映画のなかで色悪のオーラを放つシューマンにわたしは軽い嫉妬を感じたが、生のシューマンと対談したときは真実圧倒された。

菊地成孔のコメント

バーがカフェみたいな文化の発信地/拠点になるか?というテーマは、途中からどうでも良くなる(笑)。
ひたすらカッコイイ伝説のバーマンのスター映画。年寄りは見習え!無理か(笑)

相田冬二のコメント

美学を得意気に語るのは粋じゃない。だれかの話に耳を傾ける行為こそダンディズム。
男の中の男が黙って教えてくれる「かっこいいとはこういうことさ」。

坂尾篤史(ONIBUS COFFEE代表)のコメント

彼が作り出すカクテルは多くの人の人生に寄り添ってきただろう。
常に探求者である彼から学ぶことは、一杯のカクテルにとどまらず、生き方そのものだ。

安田芙充央のコメント

伝説のバーマン、チャールズ・シューマン。
冒険と勇気の魅力的な男。カクテルの返礼に曲を捧げた。
彼を知ると人生が変わる。

國友栄一(嗜好品研究所代表取締役)のコメント

なぜその店に行くのか、なぜその一杯を口にするのか。
そういった本質に目が向き始めた“今”をこの映画は切り取っている。

齊藤輝彦(アヒルストア店主)のコメント

「簡単なようで最も難しいのは、お客にどんな酒をいつ出すのかというセンスだ」
軽妙洒脱なシューマンの口から次々と語られるサービスの真理。
飲食を志す全ての人々必見です!

植野広生(『dancyu』編集長)のコメント

バーテンダーはカクテルで人生を語り、カクテルには思想と夢が詰まっている。
改めてバーは素敵だ、と思った。

作品情報

『シューマンズ バー ブック』

2018年4月21日(土)からシアター・イメージフォーラムほか全国で順次公開
監督:マリーケ・シュレーダー 出演: チャールズ・シューマン シュテファン・ウェーバー デイル・デグロフ ジュリー・ライナー コリン・フィールド ほか 上映時間:98分 配給:クレストインターナショナル
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