岡田利規がウティット・ヘーマムーンの小説を舞台化、タイやパリでも上演

舞台『プラータナー:憑依のポートレート』が8月22日からタイ・バンコクのチュラロンコーン大学文学部演劇学科 ソッサイパントゥムコーモン劇場、12月13日からフランス・パリのポンピドゥー・センターで上演される。

同公演はタイの小説家のウティット・ヘーマムーンが昨年に発表した小説『プラータナー:憑依のポートレート』を、チェルフィッチュを主宰する演劇作家の岡田利規が舞台化した作品。岡田やヘーマムーンといった同時代を生きる様々な芸術家たちがコラボレーションすることで、演劇という芸術形式の拡張を試みるという。セノグラフィーは塚原悠也(contact Gonzo)。出演者はタイで行なったオーディションで選出した。

小説『プラータナー:憑依のポートレート』は、一人の芸術家の芸術的活動と関係する人々、その関係の背景にあるタイにおける政治、芸術、サブカルチャーの変遷を通じて、人間の身体や欲望、芸術のあり方を描いた長編小説。2016年のバンコクに住むカオシンがFacebookを通じて知り合った若者ワーリーをモデルに起用し、関係を結ぶことを拒みつつワーリーを描き続け、同時にワーリーに自らの過去の性愛を聞かせるというあらすじだ。

なお舞台『プラータナー:憑依のポートレート』はパリ公演後に日本公演を予定。6月にはオフィシャルサイトが開設される。

イベント情報

『プラータナー:憑依のポートレート』

脚本・演出:岡田利規 原作:ウティット・ヘーマムーン『Rang Khong Pratthana』(Juti出版) セノグラフィー:塚原悠也 演出助手:ウィチャヤ・アータマート バンコク公演 2018年8月22日(水)~8月26日(日) 会場:タイ バンコク チュラロンコーン大学文学部演劇学科 ソッサイパントゥムコーモン劇場 パリ公演 2018年12月13日(木)~12月16日(日) 会場:フランス パリ ポンピドゥー・センター
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