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是枝裕和総合監修、オムニバス作『十年 Ten Years Japan』に杉咲花、太賀ら

左上から時計回りに國村隼、杉咲花、川口覚、池脇千鶴、太賀 ©2018“Ten Years Japan”FilmPartners
左上から時計回りに國村隼、杉咲花、川口覚、池脇千鶴、太賀 ©2018“Ten Years Japan”FilmPartners

是枝裕和監督が総合監修を務めるオムニバス映画『十年 Ten Years Japan』が、今秋に東京・テアトル新宿ほか全国で順次公開される。

同作は、昨年日本公開された香港のオムニバス映画『十年』をもとに、日本、タイ、台湾の若手映像作家が10年後の社会、人間を描く国際共同プロジェクト『十年 Ten Years International Project』の日本版。早川千絵監督の『PLAN75』、木下雄介監督の『いたずら同盟』、津野愛監督の『DATA』、藤村明世監督の『その空気は見えない』、石川慶監督の『美しい国』の5作品で構成される。

75歳以上の高齢者に安楽死を奨励する未来版「姥捨て」を描いた『PLAN75』には川口覚、山田キヌヲ、牧口元美、AIで道徳を刷り込まれた特殊学区の子供たちを描く『いたずら同盟』には國村隼、家族の個人データをデジタル遺産として受け継いだ家族の物語『DATA』には杉咲花、田中哲司、大気汚染によって地下への移住を強いられた母娘の姿を描いた『その空気は見えない』には池脇千鶴、徴兵制が義務化された日本を描く『美しい国』には太賀、木野花が出演。

杉咲花は「記憶のなかにあるもの、自分だけが目にしたものは、その他のどんなものにも変えがたいかけがえのない宝物で、たったひとつの秘密で。それを誰かに教えてみたり、逆に知ったり、信じたりしながら生きてゆく私たちの命は、とても尊いものなのだな、と改めてこの『DATA』という作品に思わせていただきました」、國村隼は「10年後の母国を想う…。現在、アジアそれぞれの国で起こっている様々な問題や出来事、自然の事象。それらを踏まえて激動する東アジア各国の10年後を見据え、これを映画で描きだしていく。このアイデアにとても興味を持ち、共感も出来ました」とそれぞれコメント。

また太賀は「近い将来がどうなってしまうのか、映画でさえ必要とされているのかもわかりませんが、変わりゆく日本でこうした作品がいま産み落とされる事にとても意義を感じます」、川口覚は「人間は、自分以外の人の本当の心の中を一生知らずに死んでいくものなのかもしれない。そんな事を感じながら、今、この時代に生きる者として、10年後というテーマを掲げた映画に俳優として携われた事にとても感謝しています」、池脇千鶴は「撮影期間は短かったですが、もっとじっくりやりたかったと思わせてくれる現場でした。監督のことも、スタッフのみなさんのことももっと知りたかった。その儚さも短編の良いところでしょうかね。わくわくする現場をありがとうございました」と述べている。

杉咲花のコメント

記憶のなかにあるもの、自分だけが目にしたものは、その他のどんなものにも変えがたいかけがえのない宝物で、たったひとつの秘密で。
それを誰かに教えてみたり、逆に知ったり、信じたりしながら生きてゆく私たちの命は、とても尊いものなのだな、と改めてこの「DATA」という作品に思わせていただきました。
確かに存在したはずの小さな光にいつまでも目を向け続ける、舞花のピュアでまっすぐな人柄にとても魅力を感じました。
優しい空気の流れる津野組はとても居心地が良く、とても幸せな時間でした。

國村隼のコメント

10年後の母国を想う…。
現在、アジアそれぞれの国で起こっている様々な問題や出来事、自然の事象。
それらを踏まえて激動する東アジア各国の10年後を見据え、これを映画で描きだしていく。
このアイデアにとても興味を持ち、共感も出来ました。
またその作品群の先鞭をつけたのが、僕のキャリアにとても縁の深い香港だという事も参加への大きな後押しとなりました。
この企画に関わった国々がお互いに共感したり影響しあったりして、そこからまた何かが生まれるだろうと、それもまた楽しみにしています。

太賀のコメント

「美しい国」の脚本を読んだ時、途方もなく突き放された気持ちになりました。
それは主人公と同じような、自分自身の無自覚さへの失望でした。出演を即決しました。
近い将来がどうなってしまうのか、映画でさえ必要とされているのかもわかりませんが、変わりゆく日本でこうした作品がいま産み落とされる事にとても意義を感じます。石川組に参加出来た事を誇りに思います。

川口覚のコメント

人間は、自分以外の人の本当の心の中を一生知らずに死んでいくものなのかもしれない。
そんな事を感じながら、今、この時代に生きる者として、10年後というテーマを掲げた映画に俳優として携われた事にとても感謝しています。
早川監督はじめスタッフの皆様と、素敵な共演者の方々と「PLAN75」のテーマを切実に受け取り、撮影に臨みました。
ぜひ沢山の方にご覧いただきたいです。

池脇千鶴のコメント

どんなプロジェクトであろうと、本が面白ければ参加したいと常々思っております。
「その空気は見えない」も、とても短いお話ゆえに、想像をかきたてられる本だったので、面白そう、やってみようと思いました。
撮影期間は短かったですが、もっとじっくりやりたかったと思わせてくれる現場でした。
監督のことも、スタッフのみなさんのことももっと知りたかった。
その儚さも短編の良いところでしょうかね。わくわくする現場をありがとうございました。

『十年 Ten Years Japan』ロゴ ©2018“Ten Years Japan”FilmPartners
『十年 Ten Years Japan』ロゴ ©2018“Ten Years Japan”FilmPartners
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