『林芙美子 貧乏コンチクショウ』展 現代に通じる貧困と言葉を紐解く

『林芙美子 貧乏コンチクショウ―あなたのための人生処方箋―』が、7月1日まで東京・芦花公園の世田谷文学館で開催されている。

1903年に生まれた小説家で詩人の林芙美子。東京・世田谷の太子堂にある二軒長屋で詩人・野村吉哉に暴力を振るわれながら貧しい生活を送り、同時に平林たい子や壷井繁治、壷井栄夫妻ら隣人たちと米や食べ物を融通し合うなどして親しく交流した。その体験をもとに執筆した『放浪記』を1930年に発表。また『風琴と魚の町』『晩菊』『浮雲』など、市井の人々に根差した視点で描いた作品を多く残している。

同展では、1930年刊行当時の『放浪記』、紅一点で参加した文学団体・ペン部隊で漢口に従軍した際に使用したトランク、『浮雲』の原稿など約250点の資料を展示。職を転々としながら食いつないだ芙美子の貧困生活が現代のワーキングプアにも通じることから、非正規雇用や失業者などを指すプレカリアートの視点で芙美子の人生を読み解き、「家族」「世田谷」「男女」「貧乏」「生きる」などのテーマで会場を構成する。芙美子の言葉や詩から、貧困や飢えの苦しみを吹き飛ばす力強さや自由奔放な精神性を読み解いていく。

イベント情報

『林芙美子 貧乏コンチクショウ―あなたのための人生処方箋―』

2018年4月28日(土)~7月1日(日) 会場:東京都 芦花公園 世田谷文学館
時間:10:00~18:00(入場は17:30まで) 休館日:月曜(月曜日が休日の場合は開館し、翌日休館) 料金:一般800円 65歳以上・高校生・大学生600円 小・中学生300円 障害者手帳をお持ちの方400円 ※6月2日は地域催事に伴い観覧料無料
  • HOME
  • Art/Design
  • 『林芙美子 貧乏コンチクショウ』展 現代に通じる貧困と言葉を紐解く

Special Feature

Habitable World──これからの「文化的な生活」

気候変動や環境破壊の進行によって、人間の暮らしや生態系が脅威に晒されているなか、これからの「文化的な生活」のあり方とはどういうものなのだろうか?
すでに行動している人々に学びながら、これからの暮らしを考える。

記事一覧へ

JOB

これからの企業を彩る9つのバッヂ認証システム

グリーンカンパニー

グリーンカンパニーについて
グリーンカンパニーについて