少女の夏を描く『悲しみに、こんにちは』 谷川俊太郎や奈良美智らが感想

映画『悲しみに、こんにちは』が、7月下旬から東京・渋谷のユーロスペースほか全国で順次公開される。

『第71回カンヌ国際映画祭』ウーマン・イン・モーション・アワードを受賞した同作は、スペインに生まれたカルラ・シモン監督の幼少期の記憶や体験をもとに、子供から少女に至る、人生で「もっとも異質な」時間を描いた作品。両親をある病気で亡くしたフリダは、バルセロナからカタルーニャの田舎に引っ越し、若い叔父夫婦のもとで暮らすことになるが、新しい家族として暮らすには互いに時間がかかるというあらすじだ。英題は『SUMMER1993』。

出演者はライラ・アルティガス、パウラ・ロブレス、ブルーナ・クッシ、ダビド・ヴェルダグエル、フェルミ・レイザック。なお同作はシモン監督の長編デビュー作となる。あわせてポスタービジュアルと場面写真が公開。また同作には谷川俊太郎、いがらしみきお、西巻茅子、今日マチ子、奈良美智からコメントが寄せられている。

谷川俊太郎のコメント

少女フリダの愛くるしい顔と無言の行動にひそむ、苦しく悲しい孤独....涙はフリダを解放しただろうか?

いがらしみきおのコメント

まるで三人称視点で撮られた POV(一人称)映画のようです。シモン監督の自伝的作品であり、私の自伝でもあり、あなたの自伝でもあります。夏休み、田舎、おじさんとおばさん、大人だけの会話、ひとり遊び、いとこ、お祭り、誰にとっても身に覚えのある映画。

西巻茅子のコメント

フリダの表情、仕ぐさの中に女の子の全てを感じることができる。最後に泣いているフリダを観て、あゝ彼女は、いい夏を過したんだと思えた。泣けることは、素晴らしい。

今日マチ子のコメント

頑なで張り詰めた少女の心と、あたたかさを求める子どもの本能。ふたつが田舎の美しい光の中、拮抗している。「泣いたって、いいんだよ!」わたしたちも伸ばした手をもてあます大人達のひとりになるだろう。

奈良美智のコメント

主人公のひと夏の始まりは、僕の心を孤独感で揺さぶるが、小さき者はいつの間にか成長していく。それに気付く時、彼女の生きる世界の何気ない美しさも見えてくるのだ。

作品情報

『悲しみに、こんにちは』

2018年7月下旬からユーロスペースほか全国で順次公開
監督・脚本:カルラ・シモン 出演: ライラ・アルティガス パウラ・ロブレス ブルーナ・クッシ ダビド・ヴェルダグエル フェルミ・レイザック 上映時間:100分 配給:太秦、ノーム
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