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六本木ヒルズでKAI-YOUが贈る『平成展』開催、たかくらかずきのVR作品も

展覧会『平成展 1989-1999』が8月31日から東京・六本木ヒルズ森タワー THE SUN & THE MOON内の東京カルチャーリサーチで開催される。

全3回にわたって実施予定の『平成展』は、「平成の終わり」を鑑賞者自身の記憶と共に振り返る展覧会。KAI-YOUと六本木ヒルズ展望台 東京シティビューによる共催企画で、会場の東京カルチャーリサーチのローンチイベントとなる。

第1回目となる『平成展 1989-1999』では、平成元年の1989年から1999年の初期10年を切り取り、アーカイブ化。ドット絵やデジタル表現をベースとした作品を発表しているたかくらかずきによるVR作品の展示、演出と連動し、KAI-YOUの編集者たちが平成初期の重要な位置付けとなった作品群の解説を行なう。

同展についてKAI-YOUは「平成という限られた、日本という狭い島国の、たった30年という時間がもしも、1,000年後にも参照されるとしたら、それはポップカルチャーの歴史としてだ。文化が教養ではなくなり、遊びの一形態として一部の特権階級以外にも支持されるようになった。あるいは遊びこそが文化になった。虚構が現実よりも力を持ち得た、かけがえのない30年だ」とコメントを寄せている。

今後『平成展 2000-2011』が12月1日から、『平成展 2011-2018』が2019年3月1日から開催予定。詳細は展覧会のオフィシャルサイトで確認しよう。

KAI-YOUのコメント

30年という時間は、文明や人類史の中では一瞬の出来事だ。だが改めてその30年を振り返ろうとすると、か細い存在である我々人間が認知するには膨大な、様々な出来事や事件が広がっている。それは覚悟のある生き様だったり、切実な感情だったり、もしくは冷静に社会や他者を投影させたものだったりする。
その膨大な中から語り続けられたものだけが、物語や歴史となって参照され、後世へと繋がっていく。
今回の展示でみせるのは、平成と呼ばれた30年、特殊な島国の中だけで流れた、30年という時間に発生した物語だ。
その語り手を僭越ながら、KAI-YOUがつとめさせてもらうこととなった。
第1回は、1989年-1999年の10年間の物語だ。KAI-YOUの視点で、人や作品を恣意的、主観的に並べている。恣意的で主観的だが、選出の理由はテキストに記しているので、それを読んで欲しい。平成という時代の大きな一片を担う理由にはなっているはずだ。
展示の視座を明言しておく。平成という限られた、日本という狭い島国の、たった30年という時間がもしも、1,000年後にも参照されるとしたら、それはポップカルチャーの歴史としてだ。文化が教養ではなくなり、遊びの一形態として一部の特権階級以外にも支持されるようになった。あるいは遊びこそが文化になった。虚構が現実よりも力を持ち得た、かけがえのない30年だ。
演出や美術にはアーティスト・たかくらかずきに協力してもらった。彼はKAI-YOUのメンバーたちと同世代で、限りなく近い目線から平成という時間を見てきた仲間だと思っている。
誰かが死ぬ思いで生きたり、死んでいったりした30年が終わろうとしているが、情報や文化やメディアや、人の物差しは実はそんなに変わっていないような気もする。でも、常に新しいものや誰も描いたことのないものを求めて、文化は生み出されてきた。そうやって僕たちは前進してきた。
本企画は、30年という一瞬の時間を振り返って悦に浸るような回顧展ではなく、次の30年につながる希望の騙りだ。
KAI-YOU

『平成展 1989-1999』メインビジュアル ©2018平成展/TCR/KAI-YOU
『平成展 1989-1999』メインビジュアル ©2018平成展/TCR/KAI-YOU
『平成展 1989-1999』展示イメージ 制作:たかくらかずき ©2018平成展/TCR/KAI-YOU
『平成展 1989-1999』展示イメージ 制作:たかくらかずき ©2018平成展/TCR/KAI-YOU
たかくらかずき
たかくらかずき
東京カルチャーリサーチ イメージビジュアル
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