『午前十時の映画祭』最終回が来年4月から開催、最後のリクエスト受付

上映企画『午前十時の映画祭10-FINAL デジタルで甦る永遠の名作』が、2019年4月から開催。あわせて『午前十時の映画祭』が終了することがわかった。

2010年2月にスタートした『午前十時の映画祭』は、新たな映画ファンの育成を目指して立ち上げられたもので、多数の作品を全国の映画館で約1年間にわたって低料金で連続上映。現在『午前十時の映画祭9 デジタルで甦る永遠の名作』が全国58館で実施されており、9月末時点で累計動員数が430万人を突破した。

主催を務める公益財団法人 川喜多記念映画文化財団と一般社団法人映画演劇文化協会は、終了決定に至った経緯について「『午前十時の映画祭』は、通常の新作とは異なり、主催者側が宣伝費やVPF(ヴァーチャル・プリント・フィー)など、諸経費の多くを負担することで運営を続けてきたが、現在、その負担が当初の想定以上に増えており、継続が難しい状況となった」と説明している。

『午前十時の映画祭』のオフィシャルサイトでは、約9年間に上映された作品や、今期上映される映画など、全223本の作品名のリストを公開。また、これまでに寄せられたリクエスト作品の一部を掲載するほか、最後のリクエストを10月21日まで受け付けている。

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