国立国会図書館の開館70周年記念 美しい本や珍しい本集う『本の玉手箱』展

展覧会『本の玉手箱―国立国会図書館70年の歴史と蔵書―』が本日10月18日から東京・永田町の国立国会図書館で開催されている。

国立国会図書館の開館70周年を記念する同展では、1948年の開館以降の歩みと約4300万点に及ぶ蔵書の多様さを、約180点の資料を通して紹介。会場は第1部、第2部に分かれており、第2部は全3章で構成されている。

第1部は「国立国会図書館の70年」と題して同館の源流の一つである帝国図書館に触れつつ、開館に尽力した田中稲城による意見書の草稿や、第二次世界大戦中の資料疎開に関わる資料などを公開。

第2部は「さまざまな蔵書」というテーマで展開。第1章「美しい本・珍しい本」では、近代印刷の理想書と言われるダブズ・プレス、ケルムスコット・プレスの本をはじめ、豪華な絵のある『太子伝記』や流麗な字で記された『源氏物語』など美しい本や変わった装丁の本などを約25点展示。第2章「どこかで見た本」ではアンデルセンの童話やドラえもんなどの漫画キャラクターが昔の姿で描かれた本に加え、『解体新書』『みだれ髪』『平治物語』といった作品を歴史の流れに沿って紹介するほか、大日本帝国憲法、日本国憲法にまつわる資料も公開される。第3章「世を映す本」では、戦後すぐのカラー写真や、テレビドラマ『太陽にほえろ』の脚本、様々な媒体の変遷を遂げてきた録音資料など約25点を展示。

なお『本の玉手箱―国立国会図書館70年の歴史と蔵書―』は11月30日から京都・祝園の国立国会図書館 関西館でも開催。また東京会場、京都会場ともに各1回、展示替えを行なう。会期中には、記念展示講演会も開催される。詳細は国立国会図書館のオフィシャルサイトをチェックしよう。

イベント情報

『本の玉手箱―国立国会図書館70年の歴史と蔵書―』

東京会場 2018年10月18日(木)~11月24日(土) 前期:2018年10月18日(木)~11月2日(金) 後期:2018年11月5日(月)~11月24日(土) 会場:東京都 国立国会図書館 東京本館 新館1階展示室 時間:10:00~19:00(土曜は18:00まで) 休館日:日曜、祝日、11月21日 料金:無料 京都会場 2018年11月30日(金)~12月22日(土) 前期:2018年11月30日(金)~12月8日(土) 後期:2018年12月10日(月)~12月22日(土) 会場:京都府 国立国会図書館 関西館 地下1階大会議室 時間:10:00~18:00 休館日:日曜、12月19日 料金:無料
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