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彫刻家・森淳一『山影』展 原爆投下時に生死を分けた長崎の山がモチーフ

森淳一『山影』2018、黒大理石、108.5×124×20cm、撮影:宮島径 ©MORI Junichi
森淳一『山影』2018、黒大理石、108.5×124×20cm、撮影:宮島径 ©MORI Junichi

森淳一の個展『山影』が本日10月24日から東京・市ヶ谷のミヅマアートギャラリーで開催されている。

森淳一は長崎出身の彫刻家。1996年に東京藝術大学大学院美術研究科を修了し、2016年から約1年間にわたって文化庁芸術家在外研修員としてイタリア・ミラノに滞在した。これまでに様々な個展やグループ展を実施し、作品は東京・清澄白河の東京都現代美術館や大阪・中之島の国立国際美術館に所蔵されている。現在は神奈川を拠点に活動中。

約4年ぶりの個展となる同展では、石彫、木彫、油彩、陶など多様な素材を用いた作品を展示。個展のタイトルにもなった『山影』は、聖母子像の『ピエタ』を発端に制作されたもので、原爆投下時に多くの人々の生死を分けたという長崎の金比羅山をモチーフに据え、黒大理石を素材に制作した。金比羅山の麓で生まれ育った森にとって石を彫り進めていく過程は、「慣れ親しんだ山中に一歩一歩、足を踏み入れて行くような感触に近いものだった」とのこと。

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