イラン出身アミール・ナデリ監督が伊で撮影、映画『山〈モンテ〉』2月公開

2018.11.01 Thu

映画『山〈モンテ〉』が、2019年2月から東京・アップリンク吉祥寺ほか全国で順次公開される。

中世後期、壮大な山に太陽の光を遮られ、思うように作物を育てることができないイタリア・南アルプスの小さな村を舞台にした同作は、よりよい暮らしを求めて去っていった人々の説得に応じず、村を離れようとしないアゴスティーノ、妻のニーナ、息子のジョヴァンニの家族を描いた作品。周囲の村の者たちから異端者として差別され、そこに暮らすことも禁止され、家族と離れ離れになってしまったアゴスティーノがたった1人で彼らを苦しめる忌まわしき山と対峙するというあらすじだ。原題は『MONTE』。

メガホンを取ったのは、西島秀俊主演の映画『CUT』などを手掛けたイラン出身のアミール・ナデリ。同作は『第17回東京フィルメックス』で招待作品として上映されたほか、『第73回ヴェネチア国際映画祭』で「監督・ばんざい！賞」を受賞した。