子供を望む同性カップルの葛藤 台湾発『バオバオ フツウの家族』予告編

映画『バオバオ フツウの家族』の予告編が公開された。

9月28日から公開される同作は、イギリス・ロンドンと台湾を舞台に、子供を望む同性同士のカップル2組の物語を描く作品。ロンドンに住むジョアンとシンディ、チャールズとティムの4人が協力し合って「妊活」を実行するが、体外受精によって双子を授かったシンディが1人で台湾に帰国してしまう、というあらすじだ。シンディ役をエミー・レイズが演じるほか、ジョアン役にクー・ファンルー、チャールズ役に蔭山征彦、ティム役にツァイ・リーユンがキャスティング。『バオバオ フツウの家族』が長編映画デビュー作となるシエ・グアンチェンがメガホンを取った。原題は『親愛的卵男日記』。

公開された予告編には、台湾のバンドFLUXの楽曲“東京大夜逃”を使用。ジョアンとシンディがキスする姿や、ティムがチャールズの頬を両手で挟んで唇を重ねる様子、4人が笑顔で街を歩く場面、チャールズが「僕は女じゃないから愛する人の子を産めない、その苦しみがわかる?」と吐露するシーン、ジョアンの「ゲイとレズビアンは自力で妊娠できない。子供を望んでも私にその機能はない」という言葉などが確認できる。

なお映画の舞台である台湾は、今年5月にアジアでは初となる同性婚を認める法案が可決された。

作品情報

『バオバオ フツウの家族』

2019年9月28日(土)からK's cinemaほかで順次公開
監督:シエ・グアンチェン 出演: エミー・レイズ クー・ファンルー 蔭山征彦 ツァイ・リーユン ヤン・ズーイ 上映時間:97分 配給:オンリー・ハーツ、GOLD FINGER
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