国宝や重要文化財30件超 実業家・原三溪、生誕150年の大規模コレクション展

展覧会『横浜美術館開館30周年記念 生誕150年・没後80年記念 原三溪の美術 伝説の大コレクション』が、9月1日まで神奈川・横浜美術館で開催されている。

明治初年に生まれた原三溪は横浜において生糸貿易や製糸業などの実業で財を成した実業家。独自の歴史観に基づいて作品を収集する古美術品コレクター、茶人、アーティスト、同時代の日本美術院の画家や彫刻家を支援したパトロンとしても知られる。生涯に購入した美術品は5千点を超え、国内各地の美術館や博物館、個人などに受け継がれているという。

原の旧蔵品約150件を紹介する同展では「コレクター」「茶人」「アーティスト」「パトロン」の4つ切り口から原三溪の文化人としての全体像を描き出す。展示作品には国宝『孔雀明王像』や『寝覚物語絵巻』など30件以上の国指定文化財が含まれる。さらに作品の購入先や金額を自ら記した買入覚や蔵品目録といった記録類からコレクションの遍歴、原の美術史観を読み解く。

なお会場では7月20日から原の人生を学べる「三溪すごろく」を保護者と来場の小学生、中学生に配布。限定400部となる。

イベント情報

『横浜美術館開館30周年記念 生誕150年・没後80年記念 原三溪の美術 伝説の大コレクション』

2019年7月13日(土)〜9月1日(日) 会場:神奈川県 横浜美術館 時間:10:00〜18:00(金、土曜は20:00まで、入館は閉館の30分前まで) 休館日:木曜 料金:一般1,600円 大学・高校生1,200円 中学生600
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