Mrs.fictionsの新作単独長編公演『月がとっても睨むから』開幕

Mrs.fictionsの舞台『ザ・ミセスフィクションズ4「月がとっても睨むから」』が、本日8月3日から東京・すみだパークスタジオ倉で上演されている。

2007年に結成されたMrs.fictionsは、今村圭佑、岡野康弘、中嶋康太からなる劇団。「人と人とは出会わなければならない」を理念に掲げ、複数の劇団が15分間の舞台作品を紹介するショーケースイベント『15 Minutes Made』などを展開している。

『月がとっても睨むから』はMrs.fictionsにとって約6年ぶりの新作単独長編公演。作・演出は中嶋康太(Mrs.fictions)が手掛けている。

Mrs.fictionsのコメント

数年前に「この齢まで生きた感触でいくなら、自分は今後も殺人や暴行みたいな大それた犯罪は起こさないんじゃないか」みたいなことを言ったり書いたりしたのですが、この数年に世界中で起こった理不尽な事件や災害を受けて「やっぱりそんなことないかもな」と思い直すようになりました。別に自分の犯罪性向を暴露したいわけではなくて、ただ「過去は変えられず、未来はわからない」という至極当たり前のことに今さら突き当たったのだと思います。
“何が起こっても変じゃない そんな時代さ覚悟はできてる”と昔ミスチルも歌っていま
したね。覚悟できてんのかミスチルすごいな。とにかく私達はいつだって被害者にも加害者にもなり得て、それは消えようもない過去として積み重なっていくのだなぁと実感しています。
これまでの単独長編では人類滅亡とか不老不死とか大風呂敷を広げましたが、今回はそ
れと同じ熱量で個人的な心の機微、罪を償うことと赦すこと、もしくは赦さないことについて描きたいと思います。まったくポップでない事件を起点とした物語になりますが、どなたさまの心にも届くような作品を目指しますので是非 6 年ぶりのザ・ミセスフィクションズ※4『月がとっても睨むから』にご期待下さい。(※ザ・ミセスフィクションズとは、私達Mrs.fictions が滅多にやらない単独長編公演の超カッコイイ呼び方です。是非ご家族やご友人に教えてあげて下さい。)

イベント情報

ザ・ミセスフィクションズ4『月がとっても睨むから』

2019年8月3日(土)~8月12日(月・祝)全14公演 会場:東京都 すみだパークスタジオ倉
作・演出:中嶋康太(Mrs.fictions) 出演: 今村圭佑(Mrs.fictions) 岡野康弘(Mrs.fictions) 鮎川桃果 安東信助(日本のラジオ) 井並テン 岡野優介(クロムモリブデン) 小見美幸 熊谷有芳(アガリスクエンターテイメント) 谷田奈生 深井敬哲(日本演劇連盟) 真嶋一歌(リジッター企画) 山崎未来 佑木つぐみ(火遊び) 料金:前売3,500円 当日4,000円 高校生以下1,000円 ※高校生以下チケットは枚数限定・要学生証
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