映画『ベル・カント とらわれのアリア』が11月15日から日本公開することが決定。あわせてポスタービジュアルが公開された。
ポール・ワイツ監督による同作は、アン・パチェットのベストセラー小説『ベル・カント』を日米キャストで映画化した作品。実業家ホソカワの会社の工場誘致を目論む主催者が、ソプラノ歌手ロクサーヌ・コスによるサロンコンサートを企画するが、テロリストたちによって副大統領邸が占拠されてしまうというあらすじだ。ロクサーヌの歌をきっかけにテロリストと教養に溢れた人質らのあいだに師弟のような交流が生まれる様子を描く。原題は『BEL CANTO』。
出演者はホソカワ役の渡辺謙をはじめ、オペラ歌手ロクサーヌ・コス役のジュリアン・ムーア、ホソカワの通訳を務めるゲン役に加瀬亮が名を連ねている。そのほかセバスチャン・コッホ、クリストファー・ランバートらがキャスティング。ロクサーヌ・コス役の吹き替えは、オペラ歌手ルネ・フレミングが担当している。ポール・ワイツ監督は、同作について「私にとっての鍵は、脚本をジュリアン・ムーアに送り、彼女に私と一緒にこの映画を作りたいと思ってもらうことだった」「渡辺謙には素晴らしいユーモアのセンスがあり、物腰に気品がある。この映画のほとんどで、彼から目が離せないだろう」とコメント。
ポスタービジュアルには、ジュリアン・ムーア、渡辺謙、加瀬亮の姿と「彼らの運命は、その女神のような歌声に託された―。」というコピーが捉えられている。