展覧会『黄昏の絵画たち―近代絵画に描かれた夕日・夕景―』が、本日9月4日から島根・松江の島根県立美術館で開催されている。
『黄昏の絵画たち―近代絵画に描かれた夕日・夕景―』は島根県立美術館の開館20周年を記念して開催される企画展。「夕日・夕景」をテーマに西洋と日本の近代美術に見られる夕景表現を紹介する。
展示作品はジャン=フランソワ・ミレー、テオドール・ルソーらのバルビゾン派やクロード・モネ、アルフレッド・シスレーらによる印象派、明治期に来日したアントニオ・フォンタネージの影響を受けた高橋由一らの油彩画のほか、「朦朧体」と呼ばれた菱田春草の日本画や、明治中期に流行した大下藤次郎らの水彩画、吉田博、川瀬巴水らによる版画表現など約180点。約4割の作品は前後期で展示替えが行なわれる。
なお島根県立美術館は「日本の夕陽百選」に選出されており、会場からは宍道湖に沈む夕日を堪能することができる。9月は夕日が沈んでから30分後に閉館予定。16:00以降の来場者にはオリジナルミニノートが贈呈される。